俺には社内で気の合う先輩が何人かいる。


その中の一人、ケンジさんがアキナさんを気に入ってた。



アキナがアルバイトとして会社に来てから半年間、まともに話をしたことはなかった。


「おはようございます」と「お疲れ様です」の2語だけで成り立つ間柄だった。


何の感情もなかった。


ただ、先輩達の会話の中で、アキナちゃんかわいいよなって話は確かに聞いていた気がする。


気がするという表現の通り、その時は何となく聞いて、ただ話を合わせるだけだった。
女性の名前はアキナ(仮名)。


小柄で、目がぱっちり。性格キツそうというのが第一印象でした。


出会った場所は職場。


俺は社員で、アキナは一年契約のアルバイト。


俺には彼女がいて、アキナにも彼氏がいて。


そんな設定で知り合いました。