10年以上ぶりに書いてみる
IDやらパスを覚えてただけでもびっくり
なんだろ
10年経っても成長してないのかな
白髪が増えてションベンのキレも悪くなってんのにおかしなことだなぁ

特別給付金だっけか
コロナで冷え込んだ経済に対して政府が打った苦肉の策
まぁこういう手段に賛否あるのは仕方ないよね
個人的にはアリだと思うんだけど

嬉しいはずの現金給付
なのに何故か我が家庭内では揉め事の原因に
どうなんだろ
いろんな家庭でうちと同じような揉め事が起こってんのかなぁ
だとしたら悲しいなぁ
とか思ったので10年ぶりに書いてみる

事の発端はこの給付金を消費する算段を考えようと言い出した俺の言葉
これにカミさんが「うちだって裕福なわけじゃないんだから、今使わなくても」と反応したことで拗れ始める

いや、まぁね
そら分かるのよ
決して裕福ではないうちの家庭に一家4人分の給付金が入るんだもの
今後なんかあった時の為にと貯蓄にまわしたくなるのは俺も思うさ
でもなぁ
うちは裕福ではないけどコロナで収入が減ったり支出が増えたわけじゃないからなぁ
なのに給付金を懐に入れちまうってのは...
それは違うと思うんだよなぁ

「10万ごときもらってもどうにもなんねーよ!」って困ってる人に対して、ノーリスクで協力ができる
いやノーリスクどころか自分にも恩恵がある上で助けられるわけで
博愛主義なんて言葉とは縁遠い俺ですら
当たり前に助ける選択をしたいと思うけどなぁ
それって変なんだろか

困ってる人が目の前にいる
自己犠牲の上にその人を助けることが唯一の選択肢だとは思わないですよ
でもまぁ、「助けたってそんなにデメリットないよね」って状況でも
救いの手を差し伸べられないような人を、俺は好きにはならない

コロナで「今」困ってる人がいるわけで
だから当然、「今」金を使うことが必要で
その金が国からバラ撒かれてて
ここで貯蓄をしちゃうのは
「俺はコロナかかっても若いから重症化しねーし」
とか言って自粛を無視する奴と変わんないと思うんだよね
日勤

帰りの更衣室で他病棟の先輩と一緒になる

「疲れたなー」
「ですねー」
着替えながらそんな覇気のない会話をしてると先輩が
「今日、マスクをちょっと浮かして、フンッむかっって思いっきり息を吐いたらさ、目になんか入ってさ。もしかしたら鼻くそかもしれないんだよなぁ」
なんてイカしたカミングアウトをする
「ほほー、それは大変ですなぁ」
「だろー?それからずっと目が痛いんだよ」
鏡の前で目をひん剥きながら先輩はさも困ったと言った様子を見せる

「時に先輩。その鼻くそは今まだ鼻くそなんですかね?それとも今や目くそなんでしょうか?」
鏡を熱心に眺めていた先輩が、ハッとした様子で振り返る
「それは…難しいな」
「でしょう?でもはっきりさせとくべきだと僕は思いますがね」
うーん…と考え込みながら先輩は呟く
「本人にとっても、かなり難しい選択だろうな」
「ですね。かなりの葛藤があると思います。どっちのチームに入ろうか、と」

しばらく2人でうんうん唸りながら考えた後、先輩ははっきりとした口調で宣言する
「まぁでもアレだな。やっぱ鼻くそだな」
「ほほー。それはなんででしょ?」
自分とは異なる結論に俺は興味津々
「俺から言わせれば鼻くそはどこへ行こうと所詮鼻くそさ」
「果たしてそうでしょうか?置かれる環境が変われば彼の身にも変化があると思うのですが…」
「いやいや。多少変化しようとも、もともとが鼻水とかそのへんのもんが固まったものなんだから、鼻くそに変わりはないよ」
「いや、それは鼻くその感情面を無視しすぎてる。彼は今完全なアウェーにいるんですよ?郷に入らばと言うじゃないですか。周りに合わせて目くそになったとしても何の不思議もない。誰も彼を責めることはできない」

ヒートアップする議論
しかし引くわけにはいかない
これは彼の尊厳を守るための戦いなんだ

「いかに自分が望もうと、生まれながらの性質までは変わらないさ。お前は鳥と一緒に暮らしたら飛べるようになるのか?」
「なりません。ですが、鳥と共に生き、鳥と交わり、鳥との間に子を授かる。それを繰り返すうちに僕の子孫は必ず飛べるようになるでしょう」
「なるほど、俺の聞き方がまずかったな。飛べるようになるかどうかじゃなかった。その子孫は鳥か?あくまでも鳥と人間のハイブリッドだろう」
「生物の進化は環境に適応しての結果なんじゃないんですか?進化の結果に得た姿が偽物だとでも?」
「くだらんな。都合良くどこにでも適応できるものか」
「先輩ともあろうお方がずいぶんと小さな考え方をなさるんですね」

話は平行線のままだった
だがきっと…
きっと解らせてみせるよ
彼は間違いなく…鳥だ

今更感がハンパねえが、年度が変わってからのあれやこれや



【サブリーダー】

医療観察と一般精神科の混合病棟に移って半年

年度の切り替わりと同時に医療観察側のサブリーダーへ

いくらなんでも早すぎるだろと全力で拒んでみたものの、

強引にOKを出させられる


あれだな

スタッフとの関係が最悪になってる師長が、

自分の言うことならなんでも聞くと思ってる俺を、上のほうに置いときたかったってな意図だな

確かに自分の信頼のおける師長になら、何を言われてもノーとは言わないが…

関係が悪化してるスタッフの中に、俺が入ってると思えないあたり、実に救いようがない



【困った患者の受け持ち】

暴力が頻発して、病棟中の嫌われ者となった患者の受け持ちをさせられる

受け持って早々に隔離解除後、ステージ移行

正直、この程度を重症例として見るとはねってな感じ


それほど特殊な症例ってわけじゃない

疾患を軸に適切にアセスメントすれば、そんな騒ぐような患者でもないだろうに

感覚的なアセスメントとそれに基づく適当な対応しかできない病棟にホントがっかり



【堕落】

以前のようなアグレッシブさが自分に無くなってることに気付く

研修に行く頻度も本を読む機会も激減

「努力が足らんなぁ」と思う反面、

あまりに長く続くやる気のなさに「ココ止まりかなぁ」とも思い始める


後輩にも「前よりも振れ幅が小さくなりましたね」なんて言われる

場合によっちゃあ褒め言葉かもしれないが、

話の流れと今の自分の姿から考えれば当然お悔やみの言葉



【兄貴就任】

男が大量に集められてる今の病棟で、

経験値の多さから野郎どもの兄貴分へ

単に俺が一番歳くってるってだけなんだけども


「ほねっこさんと勤務が一緒の日はテンションが上がる」

そんな後輩の言葉に少しだけテンションを上げてもらってる俺

実に残念



【今後のあれこれ】

やる気のない自分

近隣の小さな病院からのスカウト

いろいろとガッカリな今の病院と病棟

そこそこ溜まった経験と歳をとった自分

辞めるなら今かなぁなどと思う

幹部看護師あたりの資格をとって辞めれば、

ちょうど経験年数が10年ぐらいになってちょうどいいのかな、と


反面

こんなやる気のない自分でも、頼ってくれる奴もいるってことも考える

俺なんかでも辞めればいくらかの人間に影響を与えるんだろうなぁ、と

なら、そいつらのモチベーション維持に一役買えるうちは、居続けるってのもアリなのかなぁ、と



そんなこんなで迷いながら

のらりくらりとやっとりますよ、ってなところかね