→続いた
ルヴァン杯におけるV・ファーレン長崎のささやかな快挙について記していますが、第5節(最終節前)の順位表は以下の通り。(〇は順位、チーム名、勝ち点、得失点)
① 横浜 8 +3
② 札幌 8 +2
③ 湘南 6 -2
④ 長崎 5 -3
大体W杯とかでも同じ勝ち点なら得失点差での順位付けなのですが、ルヴァン杯の独特?の順位付けに「当該チーム同士の勝ち点差」と云うルールがあります。
例えば、長崎は先の横浜との試合でギリギリドローにもつれ込んでいまして、仮に最終節で横浜に勝つと、まず勝ち点で並び、対横浜は勝ち点4(1勝1分)で得失点差に関係無く長崎が上になるのです。
これを考えると、最終節を迎える時点の長崎のグループステージ突破の条件は、
1、長崎が横浜に勝つのが絶対条件
2、更に、札幌が湘南に勝つか引き分ける
だったのです。勝てなくとも地道に勝ち点を積んで来たから残った薄氷の道。
今となっては恥ずかしながら、(結果はともかく、良い内容を観せてくれたら、、、)と思いながら観戦しました。
19時キックオフとは云えども、仕事が終わってからの観戦なので、どうしても途中からとなってしまいます。
以前、スタジアムに着いた時にチャントの「海よ」(劣勢時に掛かるやつ)が流れてて、暗~い気持ちで観始めた事もあり、多少不安な面持ちでトラスタへ。
すると、この夜はチャント「カンターレ(歓喜)」が聴こえて来てて、、、(笑)
同伴のお袋等は一推しの吉岡選手の見事な先制弾を見逃したのを悔やむ位で、明るく観始められました。
まぁ、この試合の吉岡選手はとにかく目立っていて、追加点の長谷川選手へのアシストもありの攻守に渡る大活躍!このまま勝てば、Mom(the Man Of the Match)かなと思ってました。まさか、最終盤にあんなドラマがあろうとは、、、
相手の素晴らしいFKもあり、2-1で迎えた後半アディショナルタイム。
後半はV・ファーレン側のゴールマウスはアウェイゴル側になっていたので、ホームゴル裏にいた身としては遠くて見え辛くて。長崎の誰かがペナルティエリアでファール、、、やっちまったなぁ、、、って。
PK、、、9割点が決まる、つまりこの時間帯に追い付かれそのままドローになり、長崎のグループステージ敗退が9割方、だった訳です。
ルヴァン杯ではゴールマウスは若手の富澤選手が守っていました。昨年の天皇杯でデビューし、今季はルヴァン杯の5試合、特に札幌戦では6失点の屈辱にまみれ、それを糧にしてか直近のリーグ戦金沢戦で正GK徳重選手の負傷交代からファインセーヴを繰り返しクリーンシートにつなげた若者。
(2016年頃の#21富澤選手のサイン。今は亡き塩ホルモンの巨匠に感謝を。)
彼に全てが託されたと言っても言い過ぎではありませんでした。
観てる側としては祈るしか無くて、寧ろ脱力状態で事の成り行きを見守りました。
主審の笛がなり、相手キッカーが動き出し、、、蹴られたボールは向かってゴール右側へ。
一瞬の事でした。
富澤選手がまるでボールが来る方を分かっていたかの様に反応!
何と外に掻き出したじゃないですか!?
これにはスタジアム、最初歓声と云うか騒然とさえしていまして。
リプレイから数プレイ後にリスタートする時点でようやく喜び爆発!!!(笑)
更に、相手の隙を付いて早いリスタートから、大本選手が鋭く相手ゴール(つまりV・ファサポの目の前)に迫り、冷静に流し込み、、、勝利を決定付けました。
大型ヴィジョンに映し出された大本選手の目元には光るものが。
翌日の新聞で知ったのですが、相手にPKを与えるファールを犯したのは誰あろう大本選手だったとの事。
そりゃ、、、哭けますよね。
試合終了の笛が鳴り、一昨年昇格を決めた時以来の鳥肌立ちと雄叫びを上げました。
ビッグクラブやそのサポーターにとっては、たかだかルヴァン杯の予選グループを突破したに過ぎないでしょうが、長崎にとっては昨季初めてのJ1で初めてのルヴァン杯で思い通り事は運ばず、今季もリーグ戦等上手く行かずで、久しぶりのカタルシスだったんです。
小さな一歩ながら大きな躍進
実は、ルヴァン杯で活躍を認められたであろう畑選手や吉岡選手が、リーグ戦でも使われ出してからリーグ戦も好調で5月末時点で3連勝中の7位と上がって来てます。
ルヴァン杯プレーオフステージは日程的に余裕が出来るでしょうし、若手の底上げになった事を考えると非常に有意義なカップ戦になりそうですね。
相手は、長崎がプロ化してホームで最初に迎え、更にJ1ホーム初勝利を上げた、ガンバ大阪。
何だかガンバさんとは初物尽くしですが、これも縁でしょうね。(笑)
更なる長崎の歴史の頁が繰られる様に、後押しするのみです!
(了)
