昨日レイトショーで観てきました。ギリギリでした。
ブラッド・ピット、ショーン・ペンという二大スターと伝説の監督と言われている、テレンス・マリックがチームを組んだ作品。
一般よりも業界の関係者とかに受けているような印象を受けますが……。
壮大でよくわからなかったというレビューなどを見て、どんなんかなぁインシディアスにしよっかなぁとか思っていましたが…。
が!
良かったです!!\^o^/
こういう作品に対してあのシーンがどうとかいうのが野暮ったいのはわかってますが、自分が観たという証拠を残したいのです。
では。
これ以降はまだ観てらっしゃらない方は遠慮していただいて……。
誰しもある親子の関係を描いています。親は子にどうしても期待してしまって、自分の叶えられなかった夢や希望を子供に見出だしてしまうわけですね。
子は逆に親を疎ましく思う。当たり前ですよね。親の人生など知ったこっちゃなく、親は親。自分は自分。自分にも人生がある。縛らないでくれと。
ブラッド・ピット演じる父親は、主人公で息子のジャックやその弟たち、三人に対して、礼儀作法やルールというものを徹底していきます。行き過ぎと思えるほどのしつけ。例えば、ドアの閉め方から草むしりの仕方、食事の際のマナーなど細かく、成長期の男の子にはかなり窮屈だなぁこりゃ。
そんな生活の中で兄弟三人は仲良く自然と戯れながら育っていく。威圧的で押し付ける父親と違い、人に優しく少女のような心を持つ母親。
この母親役がまた良いです。ジェシカ・チャステイン。母性が素晴らしい。マリアのようです。
この作品のテーマは普遍的な親子の愛情の関係を描きながら、やはり欧米的な、宗教をテーマに入れています。ただそれが最愛の息子を亡くした母親の問い掛けや、主人公ジャックの身近に忍び寄る死、父親ブラッド・ピットが、リストラのうきめにあった際のつぶやきといった、人間なら避けて通れないような不可抗力に対しての想いをぶつける対象としての存在が大きいです。
祈っても駄目なことがあるということだけど、ただそれを壮大な宇宙の星雲の映像や大自然の循環、生命の盛衰といったものにおいて言葉でなく映像で見せるところに感動しました。言葉では言い表せられない時は確かにあって、これは映画じゃなければならないものだと感じました。
その映像の華麗さも素晴らしいですが、ストーリーも好みでした。と言っても、この映画は観念物だと思いますので、あまりストーリーとか気にせずに観るしかないと思いますが……。
主人公はジャックという名のショーン・ペンです。
ショーン・ペンは仕事に成功した勝ち組。これには親父のブラッド・ピットが生きているんでしょう。もうここで泣きました。好きで厳しくしているわけじゃない愛情深い父親が報われているわけですからね。ラストと合わせてみると本当にしみじみくるものがありました。ラストについてはラストで(笑)
物語はショーン・ペンのジャックが昔の夢を見たところから始まります。そこから現在と過去の往復です。
仕事しながら心ここにあらずな感じのショーン・ペンのジャック。
途中何度もカメラがビルの下から上へと伸びるように見せたのは、少年時代のジャックが見た教会のステンドグラスや森の木々を現しているんじゃないかと思いました。
随所にイメージとして、少年時代のジャックとの相互関係が出ているように思われます。
そして、ずっと親に虐げられてきたと思いこんでしまった少年ジャックも思春期を迎え、内向的になります。
この少年時代のジャックを演じた子役が素晴らしかったです。本当に瞳が怯えて憂いを含んでると思いました。
内向的になり、だけど反抗期を迎え、弟たちをはけ口にするまでは予想通り。母親のブラウス?ショーツ?を川に流したりのSOSや、父親に対しての言葉など共感を得る部分が大きかったのですが、その後で父親が実質的なリストラをされてしまうのですが、その父親-ブラッド・ピットに対して息子が、僕は母さんより父さんに似ていると言うんですね。
これ……かなり大人だと思いました。自分が、高圧的で怖いと思っている父親と似ている。要は受け止めているということになると思うので、こんな考えを10代の中盤でできるか(笑)
ただそれは親からの愛を確かに感じていた証拠であり、その後、これも素晴らしいなぁと思うのですが、ブラピ親父が言う台詞に、俺も思い上がっていた、きつくしてしまった、許してくれみたいな言葉があるんです。
この自省もできるようでなかなかできることじゃないのになぁと思いました。
ブラピ親父は他にも、父さんみたいになるな、とか、良い人は利用されるみたいな言葉があり、本当に愛からのしつけなんだなぁとシミジミしましたね。泣きました。
今は子供に叱れない親もいますし、かわいい我が子には好かれたいですよね。注意とかしてうるさがられたくないし、ニコニコした家庭を愛している家族と作りたいのは当然。だけど、子供の将来を思えば、今、きつく言うことが大切なんだという、これまた深い愛の物語。
物語の冒頭で、世の中を大別する言葉が。
神に仕えるか、世俗に生きるかみたいなフレーズがありました。神に生きれば穏やかな生活が、世俗に生きれば人を蹴落とさなければ。
これはそのまま、純粋に自然とともに子供たちを可愛がり、ストレートな優しさと愛を備えている母親と、厳しさの中で社会に揉まれながら成功へともがきつづける父親に繋がると思いました。
人を利用しなければ利用される。人の駒になるな。
父親は息子に託したんだと思います。
ラストでは過去も未来も無く、少年ジャックとショーン・ペンのジャックが同時に出てきながら、ブラッド・ピットの父親、ジェシカ・チャステインの母親や幼き頃の兄弟などが一斉に会します。
どこかわからない場所で時空を超越した空間。
これは人の心の中にある思い出を具現化していると思われ、あぁ思い出の中だとみんな一緒だ。繋がっているんだと言うことかと思いました。
ツリー・オブ・ライフ。
木の枝のように太い幹から繋がっている家族、そして人生、生命。
一人じゃない。今ここに一人でいる時も。
ラストでショーン・ペンのジャックが一人、会社を後にして夕暮れが映ります。
日常を生きている中にもしっかりと根付いている思い出。
僕も自分は何なのかという思い出を探そうと思いました。きっと見つかるはず。
ブラッド・ピット、ショーン・ペンという二大スターと伝説の監督と言われている、テレンス・マリックがチームを組んだ作品。
一般よりも業界の関係者とかに受けているような印象を受けますが……。
壮大でよくわからなかったというレビューなどを見て、どんなんかなぁインシディアスにしよっかなぁとか思っていましたが…。
が!
良かったです!!\^o^/
こういう作品に対してあのシーンがどうとかいうのが野暮ったいのはわかってますが、自分が観たという証拠を残したいのです。
では。
これ以降はまだ観てらっしゃらない方は遠慮していただいて……。
誰しもある親子の関係を描いています。親は子にどうしても期待してしまって、自分の叶えられなかった夢や希望を子供に見出だしてしまうわけですね。
子は逆に親を疎ましく思う。当たり前ですよね。親の人生など知ったこっちゃなく、親は親。自分は自分。自分にも人生がある。縛らないでくれと。
ブラッド・ピット演じる父親は、主人公で息子のジャックやその弟たち、三人に対して、礼儀作法やルールというものを徹底していきます。行き過ぎと思えるほどのしつけ。例えば、ドアの閉め方から草むしりの仕方、食事の際のマナーなど細かく、成長期の男の子にはかなり窮屈だなぁこりゃ。
そんな生活の中で兄弟三人は仲良く自然と戯れながら育っていく。威圧的で押し付ける父親と違い、人に優しく少女のような心を持つ母親。
この母親役がまた良いです。ジェシカ・チャステイン。母性が素晴らしい。マリアのようです。
この作品のテーマは普遍的な親子の愛情の関係を描きながら、やはり欧米的な、宗教をテーマに入れています。ただそれが最愛の息子を亡くした母親の問い掛けや、主人公ジャックの身近に忍び寄る死、父親ブラッド・ピットが、リストラのうきめにあった際のつぶやきといった、人間なら避けて通れないような不可抗力に対しての想いをぶつける対象としての存在が大きいです。
祈っても駄目なことがあるということだけど、ただそれを壮大な宇宙の星雲の映像や大自然の循環、生命の盛衰といったものにおいて言葉でなく映像で見せるところに感動しました。言葉では言い表せられない時は確かにあって、これは映画じゃなければならないものだと感じました。
その映像の華麗さも素晴らしいですが、ストーリーも好みでした。と言っても、この映画は観念物だと思いますので、あまりストーリーとか気にせずに観るしかないと思いますが……。
主人公はジャックという名のショーン・ペンです。
ショーン・ペンは仕事に成功した勝ち組。これには親父のブラッド・ピットが生きているんでしょう。もうここで泣きました。好きで厳しくしているわけじゃない愛情深い父親が報われているわけですからね。ラストと合わせてみると本当にしみじみくるものがありました。ラストについてはラストで(笑)
物語はショーン・ペンのジャックが昔の夢を見たところから始まります。そこから現在と過去の往復です。
仕事しながら心ここにあらずな感じのショーン・ペンのジャック。
途中何度もカメラがビルの下から上へと伸びるように見せたのは、少年時代のジャックが見た教会のステンドグラスや森の木々を現しているんじゃないかと思いました。
随所にイメージとして、少年時代のジャックとの相互関係が出ているように思われます。
そして、ずっと親に虐げられてきたと思いこんでしまった少年ジャックも思春期を迎え、内向的になります。
この少年時代のジャックを演じた子役が素晴らしかったです。本当に瞳が怯えて憂いを含んでると思いました。
内向的になり、だけど反抗期を迎え、弟たちをはけ口にするまでは予想通り。母親のブラウス?ショーツ?を川に流したりのSOSや、父親に対しての言葉など共感を得る部分が大きかったのですが、その後で父親が実質的なリストラをされてしまうのですが、その父親-ブラッド・ピットに対して息子が、僕は母さんより父さんに似ていると言うんですね。
これ……かなり大人だと思いました。自分が、高圧的で怖いと思っている父親と似ている。要は受け止めているということになると思うので、こんな考えを10代の中盤でできるか(笑)
ただそれは親からの愛を確かに感じていた証拠であり、その後、これも素晴らしいなぁと思うのですが、ブラピ親父が言う台詞に、俺も思い上がっていた、きつくしてしまった、許してくれみたいな言葉があるんです。
この自省もできるようでなかなかできることじゃないのになぁと思いました。
ブラピ親父は他にも、父さんみたいになるな、とか、良い人は利用されるみたいな言葉があり、本当に愛からのしつけなんだなぁとシミジミしましたね。泣きました。
今は子供に叱れない親もいますし、かわいい我が子には好かれたいですよね。注意とかしてうるさがられたくないし、ニコニコした家庭を愛している家族と作りたいのは当然。だけど、子供の将来を思えば、今、きつく言うことが大切なんだという、これまた深い愛の物語。
物語の冒頭で、世の中を大別する言葉が。
神に仕えるか、世俗に生きるかみたいなフレーズがありました。神に生きれば穏やかな生活が、世俗に生きれば人を蹴落とさなければ。
これはそのまま、純粋に自然とともに子供たちを可愛がり、ストレートな優しさと愛を備えている母親と、厳しさの中で社会に揉まれながら成功へともがきつづける父親に繋がると思いました。
人を利用しなければ利用される。人の駒になるな。
父親は息子に託したんだと思います。
ラストでは過去も未来も無く、少年ジャックとショーン・ペンのジャックが同時に出てきながら、ブラッド・ピットの父親、ジェシカ・チャステインの母親や幼き頃の兄弟などが一斉に会します。
どこかわからない場所で時空を超越した空間。
これは人の心の中にある思い出を具現化していると思われ、あぁ思い出の中だとみんな一緒だ。繋がっているんだと言うことかと思いました。
ツリー・オブ・ライフ。
木の枝のように太い幹から繋がっている家族、そして人生、生命。
一人じゃない。今ここに一人でいる時も。
ラストでショーン・ペンのジャックが一人、会社を後にして夕暮れが映ります。
日常を生きている中にもしっかりと根付いている思い出。
僕も自分は何なのかという思い出を探そうと思いました。きっと見つかるはず。