通り過ぎる雨には
たくさんの声がつまっている

通り過ぎる雨には
たくさんの俺が嫌いな俺がいる

粒々の中に叫び声がした
タイムスリップ6月の装置

よみがえりそうな程
仕事もできない男になる

思い出が逃げ出すことはない
この頭の中にある

苦しくてもやるせなくても
頭を抱えて

生きていかなければならない

雨の音で響く
昔の残響が
流れていった水分と一緒には
洗い流されない

まだ耳に残っている

隠しきれない苛立ちとか

思いついた悪魔の言葉

浮ついた瞳に

優越感に勝てない未熟さや

わかったような笑顔とか

全部 解き放ちたい

いくらでも謝るよ


今夜もまた

素のままじゃ眠れない