台湾マジックコンベンション2011TMA MAGIC CONVENTIONレポートNo3
STARS OF TOMORROW製作実行委員ひかりさんのレポートです。
TMAコンベンション2日目のレポです。
STAGE
MAGIC CONTEST
いよいよステージマジックのコンテスト!コンベンションで、私にとって最大の楽しみといっても過言ではありません。がんばって朝起きて、1人目から見てきました~!18組のエントリー。とても底上げのできた高いレベルのコンテストでした。皆それぞれよく考え、自分の表現したいものや目的を持って演技作りをしているなと感じる良い演技が多かったと思います。ただ、流行りがあるようで、他のコンテスタントと似通ったネタや表現になってしまって、目立ちにくくなっている人も少なくありませんでした。多かったのは、カード、ボール、それにボードやパネルを使った現象です。それぞれオリジナリティーのある現象をするのですが、多くの人がやっているために印象が薄れてしまって…後にやればやるほど、損な感じがしました。その中で目立つのはとても難しいな、とも思いました。その反面で、それらとは違う事をした人はとても新鮮に映ったし、盛り上がりも一際大きくなっていました。また、スレッドを使用するコンテスタントがたくさんいたんですが、その人達のほとんどがピンスポットを使用せず、照明が暗すぎて表情や現象が見えづらくなってしまっていました。せっかくやっていることが見えないことより悲しいことはないと思います。見てもらうために演技をしているのに…。私達はもっと照明の勉強をしなくてはいけない、そう思いました。
日本人はセイヤくん、大江毅くんがチャレンジしました。
セイヤくんのカード、見るたびに改良が見られ、向上心の強さに頼もしさを感じます。ミスをすれば一瞬で雰囲気が崩れてしまう「静」の世界を作って人を惹き付け続ける中で、時々垣間見えるセイヤくんの熱い心が私はとても好きです。今回、特別賞を受賞。おめでとう!
大江毅くんのマスクの演技、正直ちょっと心配していました。なぜかというと変面はこちらのお家芸だから。でも、私の心配なんてどこ吹く風、彼の堂々とした演技はあっという間に会場を飲み込み、作り出した世界観へ引き込んでしまいました。最後のコンテスタントだったこともあり、観客も心ゆくまで盛り上がりました。17名のライバルを押し退け見事1位獲得、おめでとう~!!
LECTURE
アメリカのRichard
Forgetさんと、峯村健二さんのレクチャーが2部屋に別れて1時間ずつレクチャーをしてくれました。私は峯村さんのお手伝いをさせていただいた関係でRichardの方は見ることができませんでした。峯村さんのレクチャーでは「もったいない」をキーワードに、ストイックな姿勢でマジックを考えていくということはオリジナリティーや現象を増やすことに繋がるということを教わりました。詳しくお知りになりたい方は、UGMさんでDVDをご購入下さい。トリックだけでなく、マジック的思考について学べてとても勉強になりました。が、これを活かせるかどうかは、また別の話なんですよね…がんばります。涙。
INTERNATIONAL
STAGE MAGIG INVITATION CONTEST
招待コンテストということもあり、皆さんコンテストで入賞経験の有る方々。コンテストと言うのは名ばかりで、若手によるインターナショナルガラショーだったように思います。私はコンテストということをすっかり忘れ、ひたすら楽しみました。
Do
Ki-Moon(韓國):去年鳥羽で行われたAMAでの1位入賞者。今回も、多くのマジシャンの目を欺き、感嘆と称賛の声で会場が沸き立ちました。今回の招待コンテストでも、堂々の1位入賞!さすがです、並に乗っています。日本人の私としては悔しいですが…。えへへ
つくし(日本):現象、技術、見せ方共に以前よりレベルアップしていました。うれしい!ただ演技時間が少し短いの…もっともっと見ていたかった。きっと私以外の人も思ったはず。でも、コンテスト2週間後に台湾のとある大学のマジックショーを見に行って、彼のネタをそのままマネしている学生さんがいました。マネはよくないけれど、マネしたいと思われるくらいの良い印象を与えられるというのは素晴らしい事だと思う。特別賞の受賞、おめでとう!
鈴木千慧(日本):明るくテンポの良い曲に乗って繰り広げられる勢いとキレのあるボールの演技、誰が見ても気持ちがいいはず。途中の静かなパートでの繊細できれいな動きの中にハッとさせられるような現象がまたタマリマセン。以前はボールだけで組んでいた手順でしたが、今回はマジックテーブルにボードを置いて、それとの絡みで不思議が展開していきました。彼の演技に広がりが出たと思います。彼から更にどのように変わっていくのか、楽しみです!
劉大詮(台湾):フェザーを使った演技です。独特な世界観の中でブレイクダンスの動きを取り入れながら演技が展開していきます。去年のTMAのステージコンテストの1位入賞者。
Sandy
Chang(台湾):最後までとても綺麗に魅せてくれました。演目としてはボール。情熱的なタンゴの調べに乗せて、赤い大きな薔薇が印象的で、スリットから時々覗くガーターベルトにドキッ!今回、特別賞受賞。今年のUGMのコンテストに招待されました。全ての女性マジシャンは、敵です。笑。
キャラメルマシーン(日本):初めて拝見させていただきました。噂に違わぬ面白さでした。言葉の壁を超えて、会場中大爆笑。私も大きな声で心ゆくまで笑わせていただきました。オダジさんの奇妙な動きは、どの筋肉・関節がどう動いているのか…ある意味そこが一番不思議でした。きっとこれからのマジックのイベントに引っ張りだこになるんだろうなぁ。でも、何回でも見たいと思う面白さでした。特別賞入賞、おめでとうございます!
黃至平(台湾):ある一冊の本face
bookが繰り広げる不思議の連続。え?映像?と思うほどよく出来たギミックの数々、そしてそれを使いこなせる技術。もっと近くで見ることができたら、もっと楽しかっただろうな…と思いました。その本はオバマ大統領やマイケルジャクソンなどが載っている有名人名鑑になっていて、黃さんもその名鑑に乗るくらいの偉人になる、というストーリーでした。特別賞を受賞。
趙正明(台湾):見るたびに、蛍光グリーンのボールとカードを使って、え?どうしてそんな消え方をするの?とハッとさせられます。ボール・カード・櫛・ネクタイと自由自在に変形。ビートの効いた曲に乗って止めどなく繰り広げられる彼の演技は、スタイリッシュでスマート。招待コンテスト2位受賞。
この日は、お腹いっぱい・頭いっぱいステージマジックに浸かりました。そうそう、招待コンテストの司会は、李聖堂さんと陳日昇さん。息があっていて、3日間の司会の中で一番面白かったです。李聖堂さんは、バルーンを鼻息で一気に2つ膨らませられるという達人です。す、すごかったです。この日も、夜に皆で食事会がありました。日本の元気で良い有望な若いマジシャンが一気にたくさん出てきたと、大先輩マジシャンの皆さんがおっしゃって下さって、とても楽しい時間を過ごしました。この夜の集まりが、コンベンションの醍醐味ですよね。あ~、今思い返しても楽しかったなぁ…