25粒目「座間9遺体事件 ~A Clockwork Orange~」 | 砂のブログ

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「線は無数の点から成り、…」で始まるボルヘスの
“砂の本”の様に、始まりも無ければ終りも無い
日々の営みの中で感じたことや思いついたことなどを
つらつらと綴っていこうかなと、ね。

前粒の続き



扠、

サイコパス
(精神病質者)
と云うと

精神病者や
精神障害者に
結びつけるバカが多く

報道で働く輩にも
分かってないのは
腐るほどいるそうで

そもそも、

病“気”ではなく
病“質”

“パーソナリティ障害”(PD)の

“反社会的パーソナリティ障害”

のことで、サイコパスともう一つ

“ソシオパス(社会病質者)”が

これにあたります。


日本を含め幾つかの国の
医学医療の分野では
サイコパスとソシオパスを
分けず引っ括めて
サイコパスや反社会的PDと
分類したりしますが

彼らによる事件の多い
アメリカをはじめ幾つかの国では
事件の早期解決に
プロファイルが重要となるため
別けて分類したりも。


サイコパスは、

○超自己中
○冷徹
○日常的な虚偽虚言
○責任感や罪悪感が皆無
○良心の欠落

で、ある事以外は
普通の人と変わりなく
社会に溶け込み日常生活を
普通に営んでいたりしますが

ソシオパスは、

○攻撃的
○衝動的
○無計画
○協調性の欠如

が、顕著で
社会に溶け込めず
人間関係も芳しくなく
トラブルを繰り返したり

で、彼らが殺人事件などを起こす際は
虐待や大切な者や物を失う
などの“きっかけ”が必ずあり

ま、上記の項目に
複数該当する奴なんて
自身や周りの人間に当てはめれば
分かると思うけど
幾っくらでも居るわけでさ

云ってしまうと、
殺人迄はないにしろ
自身の利益の為なら
他人なんて知るかって類いは
サイコパス性や
ソシオパス性があるわけで

輩系は勿論
政治家や
企業の偉いさんをはじめ
他人を蹴落とし
トップに登り詰めた者や
グループや団体の
リーダーなんてのも
複数項目が当てはまり

乱暴な物言いだけど
精神的に何ら問題の無い
少数の人間は
きっかけ待ちの
サイコパスや
ソシオパスの中で
暮らしている様なもので

きっかけを作るのは
法に触れる事こそ犯さないにしろ
自身の言動の影響や意味を解さない
自称・善良な市民の
無責任無神経な言動に因るわけで

物事は全て因果で
繋がっているわけでさ
犯罪者を作るのは
犯罪者以外の人間

なんだよねえ。




扠々、

件の事件の
白石容疑者は

前以って計画や準備をしたり
大人しく人当たりが良く
異性には魅力的に映ったり
社会性もあったりなど
一見サイコパスにも思えますが

計画や準備の稚拙さ
リスク回避の怠り
自宅での実行など
違和感だらけで


自宅ってのは本来
“安全圏”の中心で


安全圏ってのは、
犯罪者も捕まりたくはなく
日常生活もあるわけで
安心安全に犯罪と日常を両立する為の
自宅を中心としたエリアのこと

要は狩猟動物の
縄張りの様なもので
バレるとか捕まるとか
知ったこっちゃねえ
かまへんわー!!っていう
ソシオとは違い

サイコが
自宅を仕事場にする
というのは
通常有り得ないこと。


殺人による
興奮や性的快楽が目的の場合
性行為は無く
遺体性愛者も当然
生者とは性行為をしない
とすると、

性行為自体が目的で
口封じの殺害

大量の遺体は、
一見すると
戦利品や記念品にも
思えるけど

部位の一貫性は無いし
腐敗させたり損壊させたりも
絶対に有り得ないので

つまり、
白井容疑者は
サイコでもソシオでもなく

供述する、
楽して生活したかった
という理由から
自殺願望者を利用して
金を得る事を考え付いただけの

まあ確かに、
強盗殺人なんかより
手間は省けるし

正に目的の為には手段を選ばない
の、手段が異常で異様な
単なる“強盗殺人犯”に過ぎない
ということ。


なんだけど、気になるのが


白石容疑者を含む
男性3人が
重そうなクーラーボックスを
運び込んでいたという
当初の目撃情報で

仮に証言者の
勘違いや適当な証言や偽証を
報道合戦の事しか頭にない
TV局が裏を取らず確証の無いまま
流しちゃった
のならともかく
もし事実だとしたら

例えば、
集団レイプ殺人や臓器売買の
片棒を担がされ
処理役を強制されていた
なんていう可能性も
あるわけで

そういった意味での謎が
未々残る事件でさ

こういう時に、
報道専門のチャンネルが無い
日本のメディアに
正義や真実を追求する
信念なんて何も無いんだな
と、実感したりもします

はい。