何か
ね、
自分は
制服
礼服が
ガキの頃から
ホントに
嫌い
というか
理解
納得
まるで
度し難く
ガチで
痒くなる
怖気が走る
吐き気がする
わけ
だけど
…
アニメ
“KILL la KILL”
じゃあないけれど
学生服の
…
男子の詰襟は
軍服
女子のセーラーは
海軍
から
来ていてさ
で、
ブレザーは
欧州各国の軍服だし
ネクタイも
クロアチア兵士が
首に巻いていた
スカーフが
起源なんだよね
それを
小学生の高学年の
頃に知った際に
思い知ったさ
統制は形から
という
シビリアンコントロール
以外の
何ものでもないじゃん?
と。
戦後の
復興という
急務において
高度経済成長の
激務が
致し方無しの
極限状況に
陥った
とはいえ、
未来(さき)の
予測も余りに稚拙で
疎か
愚かな
権力者どもの
産めよ殖やせよ
働き
金を落とし
納めよ
と、
言うがまま
為すがまま
に、
着させられた
奴隷服の
ごときでさ
その不快さに
難意を示し
抗いたくなるのは
当然のこと
と、
思ったわけで
どうなのよ?
と。
何より
辛く
苦しんだ
のは
戦争は
いけない
人権の平等や自由を
と、
口にしながら
制服について
何ら知識も疑問も
抱かない
親を含めた
大人や
教師らの
愚鈍
愚昧
無知
阿呆
さ
加減に
嘔吐き(えずき)ながらも
従うしかない
自身無能な有り様に
血の
涙を流し
身を
斬られんばかりの
堪え難き苦痛を
伴い続け
これまた
キルラキルじゃあ
ないけどさ
なるほど、
大衆とは
権力者どもに飼われる
服を着た豚だと
痛感し続けてきた
わけさね。
礼服にしても
故人を偲び
思い遣る気持ちを
格好などでは
計り知れ無いだろう?
という道理
に、対し
常識という
首輪を着けられた
豚どもは
身なりで
示せと
口を揃えて
言うけれど
その実
その身なりを先ず
からして
人権や意思を
破棄し
唾棄する奴隷の
服を
自ら
手ずから
着込むことになる
のだと
何故
解らん?
体裁とは、
我が身可愛さに
何も
考えず
解らず
知らず
な、
だけなのに
と。
母方の
祖母の
爺さんは
山を幾つも
持っていたのに
道楽者ゆえ
山を潰しては
遊興にあて
あげく、
人が良いゆえ
浮浪者
乞食
ルンペンに
金を
食い物を
酒を
振舞い
おっ死んだ時には
スッカラカン
だったそうで
で、
ね
…
葬式には
沢山の
浮浪者
乞食
ルンペンが
後から後から
集まって来たそうで
礼服を着込み
己らが手にする筈の
遺産を
食い潰した
爺さんへの怨嗟の声
凄まじき
浅ましき
親類縁者どもと
世話になったと
恩を感じ
哀悼の意を表し
涙号泣
鼻を啜る
ズタボロの
浮浪者
乞食
ルンペンらと
どっちがホントに
故人を憂い偲び
人として上等よ?
どっちが豚どもよ?
ああ、
ホントに何で
人として
生まれた筈なのに
豚にまみれ
生きねばならんのか
苦痛だわ
…。