今朝早く、夫が出張へ出かけていきました。
先日、帰りの時間について
夫:「夜の日付が変わるころになりそう。」
と聞いたとき、
反射的に
わたし:「え?なんでそんなに遅いのよ!
」
と、怒りの感情とともに言葉が出てきた。
自分でもびっくりするほど!!!
フライトの時間や
空港からの乗継もあるだろうしってことはわかってる。
たぶん、夫に早く会いたいってことだよね?!
しばらく、内観してみました。
それにしても、
うっすらと気になってはいたんだけど、
私は結婚してからというもの
夫に早く帰ってきてほしい
みたい。
好きだから![]()
という感じよりも
なんかもっと根が深いなにか。
引っかかる感じがする。
そして、わかった。
あ~~~、
ずーっと待ってたんだね。
ずーっと帰りを待っていたんだね。
小さいころから、待ってたんだね。
お母さん、お父さんが
帰ってくるのを
ずーっと待っていたんだね。
毎日毎日待っていたんだね。
*ここらで胸の奥がギューッとなった。
私は生後5か月の時
母が職場復帰して、
日中は同居する祖母と曾祖父母と
一緒にいたらしい。
そこに、1年後に弟がJOIN!
小学生の時は、祖父母と別居していたので
放課後や長期休みは祖父母の家周辺で過ごして
夕方、父か母が迎えに来るのを
待っていた。
そんな生活が普通だし、
とくに寂しいとも思わなかった。
近所の友達と遊んで、
何不自由なく楽しく暮らしていた。
ただ、いつも待っていたんだなと思う。
母や父の帰りを待っていたんだね。
帰ってくるとうれしかったんだね。
だから早く帰ってきてほしかったんだね。
その時の無意識?潜在意識?な
寂しさや心細さを
今度は夫に投影してたんだなぁと感じた。
夫には、さっきのキツイ言い方を謝った。
私が感じたこと、
父母の帰りを待っていた寂しさを
おそらくあなたに投影してるのかな~
ってことを話して、聴いてもらった。
そうしているうちに、
息子のことにつながった。
ここ数か月、
保育園に迎えに行くと
第一声、
「ママ、おそい
!!!」
と怒る。
そして、なかなか帰ろうとしない。
どう接したらいいか、
同級生のママさんや先生、本、ネット
で調べていろいろ試してみたけれど、
たぶん、私のコレかなと思った。
息子っちは、
ママが迎えに来るのを
ずーっと待ってるんだよね。
寂しくてたまに泣くらしいけど、
それでも我慢してがんばってるんだよね。
先生やお友達、お兄さんお姉さんと楽しくしてるけど、
やっぱりママを待ってるんだよね。
まずは、自分に向かって呟いてみた。
「待っていてくれて、ありがとう。」
「よく待っていたね。えらかったね。」
その瞬間、ブワーッと涙があふれた。
悲しいとか、寂しいとか、
感情は感じないのに、
ただただ涙が流れてきた。
なんかもう、そうか~そうか~って、
ひたすら自分の背中を撫でたい感じ![]()
肩甲骨かたくて自分じゃ手届かないけど(笑)
インナーチャイルド?
自分の中の小さな子ども?
わからないけど、
自分の中の大切なところに
触れられた気がした。
氷が溶けはじめたような。
心の奥深くを覗きこんだ体験は
折しも、蠍座の季節。
太陽・水星・金星・木星が
蠍座に滞在中の蠍座祭り。
ぴったりすぎて笑っちゃう![]()
さて、今度息子のお迎えの時に、
言ってみよう。
「待っていてくれて、ありがとう。」
「よく待っていたね。えらかったね。」
どんな顔するかな。
まつもとよしこ

