昨日の夜
ストーブの前で座ってるエッコの横に
アオが近寄ってきて立ち止まる
エッコ
『アオ 何でいつも パンツなの?』
アオ
『だって動きやすいもん』
エッコ アオの太ももに手のひらで ぺタン
エッコ
『お前の足も健康的だなぁ』
おいちゃん
『エッコと一緒だよ』
エッコ
『パパ アオの足 触ってみな
すげぇー つるつる』
アオ
『えっちゃんは つるつるじゃないの?』
エッコ
『こんなに つるつるじゃないよ』
おいちゃん
『ほんと エッコと同じ足してるよな?
アオは 今 ちょこちょこ動き回るから
良いけど 中学になったら運動部 入りなよ』
エッコ
『お前 スポーツ苦手だもんな?
何が出来んだよ?』
アオ
『あーちゃん 今 バレーボールクラブだよ』
おいちゃん
『はっはっはっ エッコ 知ってっか?
そのバレークラブで アオ 活躍したんだよ
なっ! アオ? 』
アオ
『あぁー 前にね・・・
試合で3回 触ったんだよ』
おいちゃん
『すげぇーだろ? クスクス』
エッコ
『3回 触っただけ?『
スパイク打ったんじゃなくて?』
おいちゃん
『そう 触っただけ! でも 5年6年が
いる中で 触れば良いんじゃね?』
エッコ
『それってさ ハハハ たまたま アオの所に
ボールが来たから当たったんじゃね?』
アオ
『違うよ! 当たってないよ
ちゃんと手で打ったよ!
でも 痛いんだよ』
おいちゃん
『アオ ドッチボール 超上手いよ』
エッコ
『避けるのが?』
おいちゃん
『分かるか?』
エッコ
『分かるよ!』
アオ
『あーちゃん 何時も最後の方まで
内野に残ってるんだよ』
エッコ
『えっちゃんも 毎回 最後の方まで
逃げて生き残ってたよ』
アオ
『へぇー そうなんだ 一緒だね』
喜ぶ アオ
おいちゃん
『サリなんか 男の子に「どけよ!」って
ボールを取りに行ってたんだよ!
がんばれよ!』
エッコ『こえーんだよ!』
アオ『怖いよ』
3人組のドッチボール姿 想像つくわ