チケットって不思議なもので、ないと欲しくなるし、あると不人気なのでは?と手を出すのも慎重になるところがあります。チケットがあっても”空気”になってしまう。
阪急交通社はこれぞ資本主義と言わんばかりに席によってお値段が違います。
貸切公演の前方席はお高く、後方席はリーズナブルに設定されています。
ちょっと前方席の上乗せが大きいような。
阪急交通社から、毎月、紙の旅行パンフレットがたくさん送られてくるのですが、ほとんど見ずに捨てています。時代はペーパーレスに向かっているので、希望しない人には送らないとか、この辺りの経費を削減して、チケットへの上乗せを少なくして欲しいです。
阪急交通社貸公演は、通常、抽選が終わった段階で完売しているのですが、花組は残っていました。
これは最近にはなかった現象ではないでしょうか。
お披露目公演なのに
花組「エンジェリック・ライ Jubilee」は、永久輝せあさん、星空美咲さんのお披露目公演で、専科の凪七瑠海さんが出演されます。
先日、劇団ウェブで「公演ドリンク付きチケット」が発売されて、もしかして売れ行きがあまり良くない?というイメージが起こりました。
今週の土曜が一般発売なので、早い段階でおまけ付きチケットを出すのは、これってマイナスのキャンペーンになってないのかなと思ったものです。
もしチケットが売れていないとしたら、それは柚香光さんと星風まどかさんが退団されて、まだファンの方々の気持ちが宝塚に向かっていないからではと思います。
あとはお芝居「エンジェリック・ライ」がクラシカル作品とは違って、宝塚ファンのハートを掴んでいないような。
どんな作品なのか、想像の上を行っていて期待感を持ちにくい。
また、レビュー「Jubilee」の解説が短くて、なんか稲葉太地氏が忙しいのか?意気込みを感じにくいです。そろそろ解説を追加して欲しいです。
お披露目公演は、かつては「エリザベート」「スカーレット・ピンパーネル」などの大作ミュージカルでしたが、最近はオリジナル作品が続いています。
滑り出しはトップコンビの持ち味に合わせた演目で、慎重にスタートするためでしょうか。
コロナ禍以降、本公演で海外ミュージカルが上演される数が減りました。
空気になるのが怖い
永久輝せあさんは、VISAイメージキャラクターなので、本公演で大作ミュージカルが来そうですね。
今回「エンジェリック・ライ Jubilee」に三井住友VISA冠協賛が付いたので連続の協賛はないとして、おそらく3作目あたりに大作ミュージカルでしょうか。
花組は若手スターの抜擢が「ドン・ジュアン」から始まりました。
希波らいとさん、天城れいんさんと名前は知っていても、舞台で歌う姿を観ると興味が強くなります。
スターにとって、忘れられる、いわゆる”空気”になってしまうのが一番怖いと思うことがありました。
友人とスカイステージを観ていて
友人「天飛(華音)ってどこが魅力なん?」
ステラ「歌唱というか発声がいいよ。まこっちゃんにソックリやん」
友人は礼真琴さんファンなのに響かないようでした。
天飛さんは、新公主演3回で、本公演でもそこそこ良い役をされています。
個人の好みというところもあるとは思いますが、確かにバウ主演作が話題にならずに空気でした。
大人っぽいのが持ち味
天飛さんはスキルが高くて将来性があると思います。もっと学年が上がってから魅力が増すような。
ただ、今の人気も重要です。
ファンの応援は、本人のモチベーションや役付きにつながります。
天飛さんはちょっと真面目な感じがするので、スカイステージの番組などでお茶目な意外な一面が出せたらいい、あるいは組替えで新たな魅力が出るといいと思います。
若くて可愛らしい方は早い時期に人気が出ます。
明日海りおさんや礼真琴さんが若手の頃から絶大な人気があったのを思い出します。
一方、大人っぽい方は若手の頃は実年齢と雰囲気がマッチしていなくて、なかなか人気が出ないのだと思います。
今は辛抱して、歌唱とダンスに磨きをかけて、大人になったとき花が開くのを待って欲しいと思います。
天飛さんには蘭寿とむさんを彷彿とさせられます。
将来、ステキな大人の男性を演じている姿が想像できますよ。
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