本日(7月9日)、雪組「ベルサイユのばら フェルゼン編」を観劇しました。

 

 

 
 

 

LEDを駆使した華やかな舞台セット、豪華な衣装、ベルばらの世界に浸りました。

 

ジェローデル役の諏訪さきさんが休演され、7日は新人公演ジェローデルをされる律希奏さんが代役をされました。

諏訪さん、ゆっくり休養されて良くなっていただきたいです。

 

本日から咲城けいさんがジェローデル。

スウェーデンに帰ったフェルゼンに、マリー・アントワネットの窮状を伝えるセリフなど、咲城さん堂々と演じられ、階段降りは諏訪さんの位置で真中降りされました。

 

 

 

 

配役がハマっている

 

1幕ラストに、フェルゼンがスウェーデンからフランスに駆けつけるところ、この公演では彩風さんがマントを身体に巻いて下手階段から客席降り、後ろに走り横通路から出られます。

Xで知っていたのですが、想像していた以上にカッコイイです。

幕間に客席からキャ〜〜、カッコイイ〜 声が上がったほどです。

 

夢白あやさんマリー・アントワネットは、可憐さを残しながら気品があります。歌も上手いです。

 

朝美絢さんオスカルか美しい。金髪ロングヘアがこんなに似合うなんて。

朝美さんは、女性と男性の間のフェアリー系の役が似合いそうと思いました。

 

縣千さんアンドレは逞しく男性的で、銃弾に射抜かれるときのリアクションが音を捉えて動きが良かったです。

 

「ベルばら」のために、キャストを集めたようにピッタリ役がハマりました。

 

 

 華世さん・音彩さんに驚いた

 

2幕冒頭、民衆が蜂起する場面はモダンなLDH風のダンス、リズム感があって惹き込まれました。

 

上級生、下級生多くの人がいる中、センターのせりの上で三色旗を振るのは、華世京さん。

革命派のベルナールなので、当たり前かもしれませんが、研5の華世さんがセンターというのは、雪組が華世さんに信頼を置いているということですね。

 

彩風さん退団公演で、華世さんに鮮やかにスポットライトを当てた。

 

朝美さん新体制では、縣さん2番手、華世さん3番手になるのでしょうか。

 

音彩さんジャンヌは、宮廷で歌を披露するのですが、また歌が上手いです。悪女風のセリフや目つきが堂に入っていて、音彩さん楽しんでそうと思いました。

 

野々花ひまりさんが、この公演で退団されるので、音彩さんが娘役2番手になるのでしょう。

 

 

彩風さんへの想い・夢白さんの渾身

 

「ベルばら」は、どの曲もステキです。1幕の説明セリフは、ストーリーを知っている分、少し長く感じることがあり、テンポ感がもっと良ければと思いました。

 

2幕には夢白さんのソロ「王妃、その罪に」。今までの自身を悔いる心情を歌われました。

ラストのマリー・アントワネットが、断頭台に向かう場面は、母が王太子を想う気持ちに共感しました。

夢白さんの頬に涙の跡があり、心を籠めて演じられています。

 

長めのフィナーレは、退団される彩風さんにフォーカスされています。

彩風さんが白い衣装で銀橋に立ち、組子が本舞台でアカペラで歌う場面は、組子一人ひとりの気持ちが彩風さんに向いていて感動しました。

 

ダンサー彩風さんらしく、銀橋と本舞台でのダンスもあり、彩風さんを惜しみながら堪能できる作品です。

 

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