昨日(6月23日)、宙組「ル・グラン・エスカリエ」2回目観劇しました。
宝塚大劇場公演木曜初日で土日2回公演を乗りこえ、あと1週間ですね。
芹香斗亜さんの開演アナウンス「宙組特別公演にようこそお越しくださいました」を聞くだけで貴重な公演を観させていただいていると感じます。
グッときたシーンと若手男役、そしてトップ娘役 春乃さくらさんと天彩峰里さんについて書きたいと思います。
芹香さんが倒れ立ちあがる
芹香さんがジャングルに迷い込み月組 真琴つばささん、檀れいさん主演「Blue Moon BLue」の「BLue Illusion」になるところ。
音楽は「The Alfee」の高見沢俊彦さん、独特でカッコイイ!リズム。
先週は宙組元トップスター 大和悠河さんが観劇されたそうです。わざわざ宝塚大劇場まで来てくださったのですね。
大和さんが月組時代、「BLue Illusion」でライフルを持って登場し銀橋を渡られたとき、カッコイイ〜となりました!
芹香さんが、鷹翔千空さんのヘビや春乃さくらさんの花に惑わされ膝をつく。
そのあと、芹香さんは膝まずいて前を向き歌い始める。
芹香さんの前髪がふわりと乱れるさまにグッときました。
倒れても立ち上がる姿を、今の芹香さんに重ねてしまいます。
ショーも終わりに近づき、芹香さんが華やかなビジューが縫い付けられた黒燕尾で銀橋に立つとき、大階段から白燕尾の男役が降りてきます。なんとなく退団をイメージさせるような場面です。
もちろん過去には、望海風斗さんの日記のシーンみたいにお披露目から退団ショーみたいだった「SUPER VOYAGER!」もありましたが。
また、白い組子を見て涙がこぼれそうになるんです。
若手ピックアップとロケット
若手で歌の場面があるのは、モンマルトルで真白悠希さん(104期)と、ジャングルで嵐之真さん(104期)。歌が上手い方を抜擢されています。
大勢で歌い踊った後に残るのは、鷹翔さんをセンターとした若手ピックアップ。
鷹翔千空さん(101期)、亜音有星さん(103期)、大路りせさん(105期)、泉堂成さん(105期)、真名瀬みらさん(101期)、嵐之真さん(104期)、波輝瑛斗さん(106期)、奈央麗斗さん(107期)、華楽逸聖さん(108期)(プログラム記載順)
激しく踊った後なので大変ですが、少人数で顔を覚えてもらえるチャンスです。
春乃さんと天彩さんの今
この公演、春乃さくらさんが堂々とトップ娘役。
「パショネイト宝塚」では、春乃さんが美声で「パショネイト!」と叫ばれるのが弾けています。
春乃さんは細くて腰高でスタイルが良い。
長身の芹香さんとの並びが丁度良く、個性が強くなく男役を惹き立てる。
宝塚のトップ娘役として素晴らしいと思います。もちろん個性的な娘役さんも好きなのですが。
春乃さんの抜擢人事は、よく宙組娘役から春乃さんを見つけたと思います。
宙組プロデューサーはあまり良く言われることがありませんが、もし宙Pが春乃さんを見つけたなら褒めたいです。
春乃さんが最初に抜擢されたのは、2021年真風涼帆さん、潤花さんプレお披露目公演「ホテル・スヴィッツラハウス」
天彩峰里さんという選択肢はなかったのか?とも思います。
「大階段」では天彩さんは娘役2番手というより、2.5番手に見えます。
天彩さんはドレスの上にフランスの三色旗色のサッシュ(たすき風に肩からかける布)があり、他の娘役さんに対して格上感がありますが、歌唱は短かったです。
天彩さんほどの歌姫なら長い歌唱があってもいいところですが、そこは抑えめにしている感じがしました。
また、天彩さんは2番手の桜木みなとさんと組むのではなく、3番手の瑠風輝さんと寄り添う場面が2回ありました。
瑠風さんと天彩さんは身長差があり似合っていて、瑠風さんが包容力があり優しいイメージです。
天彩さんが娘役2.5番手だとして、山吹ひばりさんが2.5番手で並んでいるかというとそうでもない。山吹さんはきれいな娘役さんの中にいたり、風色日向さんと2人で銀橋を歌いながら渡ったりされます。
風色さんと山吹さんの並びはスタイリッシュでお似合いです。
風色さんバウ主演「わたしの青空」のヒロインは山吹さんになるのでしょうか。
徐々に宙組は元に戻りつつあると思います。
あとは組内が上手くいっているといいなと思います。
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