本日(6月22日)、宙組「ル・グラン エスカリエ」観劇しました。



芹香斗亜さんの本公演での開演アナウンスを聞くのが初めてだったので、早くも涙が溢れてしまいました。


「大階段」は、作/演出 齋藤吉正氏の愛が詰まっています。

宝塚の歴史を振り返りながら、芹香さんと宙組の再生を願った作品。路線と歌の上手い方に存分に歌わせていて、宙組の実力の高さを感じました。 

 

 

 芹香さんと春乃さんの並び

 

芹香さんはジャングルに迷い込む旅人。

「夢人」は芹香さんがいつか歌いたいと言われていた曲です。

鷹翔千空さんは妖艶なヘビ。

鷹翔さんを取り巻く水音志保さん、山吹ひばりさん、渚ゆりさん、結沙かのんさん、エキゾチックな妖鳥が美しい。


舞台奥には熱帯の花があり、春乃さくらさんが極楽鳥花のようです。

春乃さんは声が美しく声量があります。かなり練習されたのではと思います。


芹香さんと春乃さんの並びが美しいです。

春乃さんがトップ娘役に抜擢されたことに、改めて納得しました。


芹香さんが銀橋で歌う時に、舞台奥から不死鳥のセットがせり上がるのは、芹香さんを不死鳥に例えているんですね。齋藤氏らしい。

 

 

 男役の見せ場あり


桜木みなとさんが歌う「夜霧のモンマルトル」は大人の雰囲気です。桜木さんはグラナダの闘牛士でトロ(鳳城のあん)と戦う見せ場があります。

「セ・マニフィーク」は、桜木さんの張りのあるかけ声で楽しくなりました。


瑠風輝さんは、黒いタキシードに白いストールで、「まことの愛」を銀橋で歌います。聴き惚れます。

この公演から3番手羽根を背負われて、トップスターへの道も見えてきました。

瑠風さんは歌で感動を与えることができる方だと思います。


鷹翔さん、風色日向さんとソロ歌唱、亜音有星さん、大路りせさん、泉堂成さんは銀橋を渡りながらの歌い継ぎがありました。


若手男役の中では、バウ主演が予定されている風色さんが前より上がっている感じがします。

また、亜音さんはやっぱり等身バランスがいいです。


また、若翔りつさん、真名瀬みらさんの素晴らしいソロがあって心が満たされました。宙組生のコーラスも良かったです。



 

 宝塚の名曲に浸る

 

宝塚の名曲が続きます。

「ノバ・ボサ・ノバ」シナーマンで芹香さんのロングトーンに驚き、「コンガ」でノリノリに、「ゴールデンデイズ」で和やかに楽しくなります。


スクリーンに宝塚歌劇の歴史が映し出され、110周年記念式典を観ているよう。


そして大階段に一人立つ芹香さん。

「愛の旅立ち」

僕のこの愛 変わりはしない いつまでも

この世界終わるまで 輝く愛を捧げよう


愛し抜くというファンへのメッセージが泣かせます。


齋藤氏らしくパレード階段降りも一人一人、曲が違うという凝りよう。

瑠風さん「THE ENTERTENER」なるほど!

桜木さん「ラ・エスメラルダ」齋藤氏の作品!

春乃さん「LUCKY STAR!」ちょっと笑いました。

芹香さん「Le Gran Escalier」テーマ曲


他の公演より客席の拍手が強く大きかったように思います。

ファンの思いも舞台に一緒にあると感じました。


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