本日（6月7日)、花組新トップコンビ 永久輝せあさん、星空美咲さんのプレお披露目「ドン・ジュアン」の全ての配役が出ました。
ドン・ジュアン（永久輝せあ）の友人ドン・カルロを希波らいとさん、マリア（星空美咲）の元恋人でドン・ジュアンの敵役ラファエルを天城れいんさん。
グッと若手に良い役がついて、新体制の布陣をうかがわせる抜擢になっています。
新体制に若手の台頭
ドン・カルロ（希波らいと）は、幕開きに大切な親友ドン・ジュアンを想って歌うソロがあります。
この時点から物語は回想されるのですよね。
バラから生まれたバラ太郎・・・今回もドン・ジュアンの登場シーンありますでしょうか。
ドン・ジュアンなかなか歌わないんです。じらして歌うとカッコイイになります。
ラファエル（天城れいん）は、マリアの恋人でちょっと束縛的、戦争で友人を亡くして傷心で帰ってきたら・・・怒りの表現はエネルギーがいると思います。
天城さんは研7（104期）ですが（永久輝さんは初演でラファエルを演じたのは研6）、天城さんの「アルカンシェル」新人公演を観ると、すごい抜擢というより実力十分での起用です。
星組から花組に組替えで戻ってこられた綺城ひか理さんは、騎士団長/亡霊です。
ドン・ジュアンを操るとても大切な役ですが、2016年雪組では香綾しずるさんがグレーのお化粧で誰かわからないぐらいでした。ダンスも歌もあって見せ場があります。
綺城さんは永久輝さんと同期の97期とあって、宙組の凰稀かなめさんに対する緒月遠麻さんのように準2番手的に路線の役が付くのかと予想していました。花組は今のところ、綺城さんを美味しい別格的なポジションにしたいようです。
実際、綺城さんは「アルカンシェル」では、嫉妬、裏切り、悔い改めると心の変遷がある美味しい役でした。
アンダルシアの美女
ドン・ジュアンの妻エルビラは美羽愛さんで、この配役は予想通りです。
ドン・ジュアンを想う清らかな心を持ちながら、裏切られて情念を燃やすちょっと怖い女性。
ちょっと驚いたのは、ドン・ジュアンを誘惑するアンダルシアの美女を紫門ゆりやさんがされることです。
雪組では煌羽レオさんが演じられたので男役は想像できたのですが、まさか副組長の紫門さんとは。
初演にあった少年ドン・ジュアンと母親の役がないので、母が亡くなってしまうシーンはないようですね。ドン・ジュアンと父の確執やドン・ジュアンが神を恐れず放蕩に耽ることの根底になっていそうなエピソードだったのですが。
永久輝さん、星空さんのプレお披露目ということで、お二人の愛の物語にフォーカスされているのでしょうか。
水美さんはどこに
本日（6月7日）、月組 鳳月杏さん、天紫珠李さんお披露目「ゴールデン・リバティ PHOENIX RISING（フェニックス・ライジング）」の出演者が発表されました。
専科からの出演はなく、現在の月組生に110期D組が出演されます。
高翔みず希さんが月組組長となって梨花ますみさんが専科に戻る、
水美舞斗さんが専科から月組に組替えすると予想していたのですが・・・これから組替えでしょうか。
専科としては、高翔さん、水美さんは出演されないということですね。
鳳月さんの任期は、トップスター就任学年（研19）を考えると、最長でも大空祐飛さん（研18就任）6作品を超えることはなさそうです。
おそらく2番手が外から来るとしたら1作目または2作目辺りでしょう。
お披露目が2本立てで2番手羽根問題がありますから、水美さんは組替え発表後にお披露目から月組生として出演者に追加されると思っていたのですが。
ちょっと混沌としてきましたね。
いずれにせよ、鳳月さん、天紫さんお披露目公演、”月組の王” 鳳月さんにちなんで華やかに開催されそうですね。
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