昨日(6月4日)、宙組10～11月全国ツアー 芹香斗亜さん、春乃さくら主演「大海賊 Heat on Beat!（ヒートオンビート）－Evolution－」が発表されました。
神奈川から始まって、広島、福岡、宮崎、鹿児島と巡る10日間。秋の九州はまだそんなに寒くなくて良い気候なのではと思います。
各移動日は1日はとってありますが、全国ツアーは体力がいりますよね。
宙組もはずさずに全国ツアーは各組で分担するということでしょうか。
真風さんも九州・沖縄10日間
梅田芸術劇場で始まることが多い全国ツアー、本拠地宝塚に近いので初日開けてからの手直しなどがしやすいというメリットがあると思います。
初日辺りは梅芸で「モーツァルト！」上演中なので、芹香さん全国ツアーは神奈川から始まる10日間になったと想像します。
全国ツアーは会場が多いのでずらすことができなかったのでしょう。
真風涼帆さんが2021年全国ツアーで九州と沖縄に行かれたことがありました。
大阪2日で、熊本、鹿児島、長崎、佐賀、福岡、沖縄は10日間でした。
真風さんは熊本出身ですから凱旋公演ですね。
芹香さんは九州出身ではありませんが、おそらく九州は宝塚歌劇へのお誘いが強い土地柄なのかなと想像します。
それにしても、どうして芹香さんで「大海賊」なのか？
どうして大海賊なのか
「大海賊」のエミリオは、元は総督の息子でおぼっちゃまです。
海賊に両親を殺されて自身も海賊となって復讐する。
水戸黄門風味のある勧善懲悪ものでわかりやすい作品ですね。
金髪でロングヘアの海賊スタイルは、長身の芹香さんは似合われるでしょう。
コスチューム物がしたかったのかな？文春やネットで芹香さんの写真が大きく掲載されたので、なるべく離れた感じにしたかった？
一般の方は宝塚の舞台に出ている方の区別がつかないとよく言われます。みんな同じに見えるそうです。でも、スーツ物なら芹香さんだとわかるでしょう。
海賊が出てくるなら「モンテ・クリスト伯」でも良さそうですが、礼真琴さんが2022年にされたばかりですものね。
2015年星組北翔海莉さん、妃海風さんプレお披露目公演「大海賊」で北翔さんは少年時代のエミリオも演じられていました。かなりイジメられる役でした。主役に共感するために可哀そうは大事です。
公演解説を読むと、2015年北翔さんの時に比べ、かなり詳しくなっていました。違う方が書いたようにも思えるほどです。
2024年版
ミュージカル・ロマン
『大海賊』
－復讐のカリブ海－
作・演出／中村 暁
2001年に紫吹淳を中心とした月組で初演、2015年に北翔海莉を中心とした星組による再演も好評を得た作品を、宙組全国ツアーにて上演致します。
17世紀後半のカリブ海。スペイン領サンタ・カタリーナ島の総督の息子エミリオは、英国海賊エドガーの襲撃により両親を殺害される。追手を逃れ一人海へ逃れたエミリオが流れ着いたのは海賊船エスペランサ号が根城とする島。エドガーへの復讐を誓い、全てを捨てて自らも海賊になることを決意したエミリオは、仲間達と共に厳しい修行に臨む。やがてその能力を認められ船長となるエミリオだったが、イギリス貴族の娘エレーヌとの出会いが彼の運命を大きく揺り動かして行く…。復讐を果たすため海賊となった男の波乱万丈な生き様を、ダイナミックなダンスナンバーを交えて描く、愛と冒険のミュージカル・ロマン。
2015年版
ミュージカル・ロマン
『大海賊』—復讐のカリブ海—
作・演出／中村 暁
2001年、紫吹淳主演により月組で上演された作品の再演。新トップスター北翔海莉を中心とした星組が一丸となって贈る愛と冒険のミュージカル・ロマン。
17世紀後半のカリブ海。海賊の襲撃により、両親を殺された主人公のエミリオは、復讐を果たすため、全てを捨てて海賊になることを決意する。美しい娘エレーヌとの出会い、そして運命の対決の結末は…。
なお、この公演は星組新トップコンビ北翔海莉・妃海風のトップお披露目公演となります。
2024年版の公演解説に意気込みを感じます。だいぶ改変されるのでしょうか。
海賊はカッコイイ！
エミリオ（芹香斗亜）と恋に堕ちる貴族令嬢エレーヌ（春乃さくら）と海賊エドガーが公演解説に載っています。エドガーが2番手役ですね。
桜木みなとさんか、瑠風輝さんが演じられるのでしょう。
桜木さんはディナー・ショーということもあるのかなと思いました。
「大海賊」は男役の役が多くて面白かったですが、ツッコミどころはある作品だと思います。
エレーヌとの別れのシーンが「えっ、それなんだ」とか。
海賊はカッコイイし、貴族令嬢は美しいし、難しいことを考えずに楽しめる作品。
梅芸は無理でも関西で上演して欲しかったです。
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