最近、元月組トップスター大滝子容疑者(78歳)が詐欺容疑で逮捕されたという報道がありました。知人女性からハリウッドで映画を製作するが渡航費用が足りないとして1000万円をだまし取ったとされるというものです。
高齢になってお金がないということのつらさ、年金はなかったのか、あるいは浪費があったのか、ファンからのお金に対する考えなど、いろいろ疑問が浮かびました。
宝塚を退団すると、一時代を築いたトップスターでも人気は下火になります。今まで支えてくれた太いタニマチがいつまでもいるとは限りません。
この事件は、大滝子さんだけの問題ではないような気がしました。
望海さんの海が見える家
タカラジェンヌは退団後に、女優、進学、就職そして結婚など様々な道を進まれます。
将来を見据えて新たなキャリアを築いていく。
以前、望海風斗さんが「海の見える家を建てたいの」と言われていました。
望海さんカッコイイ。
望海さんなら夢を叶えられそう。
ずっと前に作家の森瑤子さんが、英国人の夫と海が見える高台の家に住んでいるということを書かれていて憧れていました。
いつか住んでみたい・・・無理ならホテルでもいいかなと思いますが。
退団後に何か目標を持っているというのは良いですね。
タカラジェンヌはタレント契約になると国民年金になるはずですが、掛け金を収めていない人もいるかもしれません。
お給料は会社員と同じでも、カツラやお化粧品などの費用が掛かりますから、ギリギリか足りないのでは?
早くに退団される方の中には、親から支援を受け続けることが難しくて辞められる方もいるのかもしれません。
宝塚音楽学校は、礼儀や芸事を習う場だと思いますが、退団後のセカンド・キャリアについても学ぶ時間があってもいいのではと思いました。
一般の学校でも、本当は生きていくために必要な貯蓄、保険、公的機関で受けることのできるサービスなどを学ぶ時間があってもいいと思います。
ベルばらブームと大谷翔平
1970年代のベルばらブームの時に、NHKで月組「ベルサイユのばら」榛名由梨さんオスカルを観ました。子供だったので、大滝子さんのイメージが残っていませんでした。
録画を見返してみて、大滝子さんフェルゼンは丸顔で可愛い感じで歌が上手い。人気があるのがわかります。
ただ、その後に上演された星組「ベルばら」で、鳳蘭さんがフェルゼンを演じられて、長身で美しくてフェルゼンにハマりすぎました。私のフェルゼンのイメージは鳳さんになってしまいました。
ベルばらブームの頃は、日本中の人が「ベルばら」を語り、その美しい世界に酔っていました。
今ならメジャーリーガー大谷翔平さんぐらいの関心事です。
そういえば、大谷さんは通訳だった水原一平容疑者に大金を盗まれましたね。
宝塚という魔法がとけた
大谷さんのお金の管理も話題になりました。
以前所属していたエンゼルスからの給与口座を一度もチェックしていなかった。
このときTVで、陸上の為末大さんが、スポーツ選手はスポーツしかしてこなかったのでお金の管理に疎い。大金を得ると騙されることがよくあると言われていました。
大滝子容疑者も、お金に疎かった面はあるでしょう。迷惑をかけた方に謝罪して罪は償わないといけないですが、自己破産になるのでしょうか。
大滝子さんは、宝塚ではファンに夢を与えていた。
OGになって、8万円のディナーショーは夢の続きにしては現実的ではなかった。そのうちにファンも離れて自身も夢を失ってしまったのでしょう。
タカラジェンヌのセカンドキャリアのために作られた「宝塚ライブネクスト」は、あまり興行的に成功していないようです。
やはり宝塚という魔法がとけてしまった。
梅田芸術劇場「王様と私」初日に、ライブネクスト取締役会長 小川友次氏がいらしていました。
「王様と私」を観て何を思われたのか?
誰もが観たいと思う企画をお願いしたいです。
OGは宝塚で頑張ってきた方々ですから、きっと新たな夢の続きを探すことができると思っています。
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