5月5日、凪七瑠海さん主演「39 Steps」千秋楽をバウホールで観てきました。

1幕はお芝居、2幕は劇中のミュージックホール「アリアドネ」でのショーになっていて、とても楽しいです。あと何回か観たかった。




脚本・演出 田渕大輔氏。

肩の力が抜けたオシャレで遊び心がある作品。

 


オシャレで遊び心がある

 

凪七さんがスタイリッシュで、ラインが効いたオシャレなスーツをステキに着こなされています。


ハネー(凪七瑠海)は、ダイヤモンドで一獲千金の夢が敗れて、失望の日々を送っていた。

ミュージックホールの花形アリス(野々花ひまり)と事件をきっかけに親しくなっていき……

野々花さんがチャーミングです。


ハネー(凪七)が、事件のキーとなる手帳を取りに部屋に戻るため変装するシーンは遊び心があります。軍服は「ベルサイユのばら」、中国は「蒼穹の昴」と凪七さん出演作にちなんでいるのでしょうか。


若手では新人公演主演、ヒロイン経験者のお二人が目立っていました。

幕開きを飾る歌は、新公主演の紀城ゆりやさん。お顔立ちが可愛く元気いっぱいです。

ショーガールの一人には、新公ヒロイン星沢ありささん。ダンスも上手く笑顔が印象的です。


そして、大家の女(莉奈くるみ)……大家と言えば、千風カレンさんを思い出します。ポスト千風さん。

稽古場情報では、莉奈さんは久城あすさんから「りなくる」と呼ばれていて可愛がられていました。

「りなくる」ってなんか言いたくなります

莉奈さんから自身の個性を活かしてやっていくという誇りを感じました。


凪七さんを主演に迎えて、雪組は若手の育成もしっかりしてます。

 

 サヨナラショーと言うより


2幕ショーでは、凪七さんが今までに出演された「エリザベート」「蘭陵王」などの作品の映像が映し出されます。

なんだかサヨナラ感を感じてしまうのですが。


凪七さんが伝説の女スパイ マタ・ハリに扮して登場!腰のあたりがシースルーでまた細い!

バラの花束を持った将校 壮海さんとアウトロー 叶ゆうりさんがマタ・ハリを争うお芝居仕立ては惹きつけられました。


その後のデュエットダンスは、凪七さんと野々花さん。壮海さんが舞台上で歌います。歌が上手いですね。

歌詞の最後に「夢はつづく」とあるので、凪七さんの宝塚での活躍は続くと思います。


ショーの楽曲は映画007シリーズとミッション・インポッシブル。聞きなじみがありカッコイイ!


もしいつか、凪七さんが退団されることがあったら、本公演でサヨナラショーされますよね。

その時は「39 Steps」ありそうです。

「39 Steps」は記念碑的な作品なのでしょう。

 

 

凪七さんのウインク!

 

黒燕尾の凪七さんの胸ポケットに白バラが挿してあります。

男役から娘役の群舞に変わり、凪七さんは白バラをこの公演で退団される天音ことはさんに渡されました。

天音さんうれしそう。


終演後の凪七さんのご挨拶でも、天音さんに触れられて、凪七さんが端にいる天音さんを手招きされて真ん中で一言どうぞ。


天音さん「ダンスのときいつも、凪七さんウインクしてくださいますよね?」

凪七さん「えっ、う〜んうんうんしてるよ」されてないみたいです。

天音さんから見てウインクに見えるならウインクだと思います。ファンあるある。


2回目のカーテンコールでは金紙の雨が降りそそいで、皆さんびっくり!スタッフの愛を感じました。


3回目はスタンディングオーベーション。

凪七さんを始めとするキャストの皆さんが、金紙を客席に投げてくださいました!軽くて届かなかったけど……


客席を見てくださる凪七さんとキャストの皆さんの眼差しが温かく心が満たされた千秋楽でした。


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