昨日(5月1日)、朝美絢さん・夢白あやさん主演 雪組全国ツアー「仮面のロマネスク Gato Bonito!!」豊田市文化会館で観ました。
「仮面のロマネスク」柴田侑宏氏の作品らしく、大人の恋を描いてピアノの旋律が効果的にドラマチックに使われています。
ウェスタ川越では、音楽が大きくてセリフが聞き取れない公演もあったそうです。
豊田ではセリフは聞き取れましたが、舞台上で反響して客席に飛んできていないように感じました。
セリフと音楽のバランスとても大切ですね。
色男の流れが来て欲しい
冒頭は朝美絢さんがただ一人背負向けて立っている。カッコイイ！
ただ一人で立って幕が開くのを待つのは勇気がいると思います。
初演は高嶺ふぶきさん退団公演。今まで培った男役の背中を見せるという演出ですね。
色男ヴァルモンは、高嶺さん、大空祐飛さん、明日海りおさん、そして朝美さんに受け継がれました。
朝美さんには名だたる色男を演じて欲しいです。
日本なら 光源氏、在原業平、土方歳三
世界なら カサノバ、ハワード・ヒューズ、バレンチノ
ヴァルモン（朝美絢）が、ダンスニー（縣千）にセシル（華純沙那）と何をしているのか？と尋ねるところ・・・ダンスニー「歌を歌っています」
縣さんは初心なダンスニーが似合っています。
ヴァルモンがあきれ顔になるのが面白い。
そんなダンスニーも後には・・・大人の仲間入り。
縣さんダンスニーと華純さんセシルが、舞台上手と下手に分かれて心のうちを歌う場面。
苦しい心情が伝わってきます。
縣さん、華純さんの歌唱の後で自然と拍手が起こりました。
全国ツアーは柴田作品が選ばれることが多いですが、大人の恋を描いているからでしょうか。
若い演出家は、あまりドロドロした人間関係を描かないように思います。
韓流ドラマみたいな、いかにも意地悪な人が出てくるドラマチックな作品も若手新作で観てみたいです。
朝美さんのためにとっておいた
朝美さんのためにとっておいたような作品「Gato Bonito!!」。
望海風斗さん時代のショー作品では、「Gato Bonito!!」と「シルクロード」が好きです。
そのうちに「シルクロード」も再演して欲しいです。
黒猫のタンゴは客席から登場する朝美さんと、舞台の夢白さん、縣さん、咲城けいさん、どちらを見ていいか迷います。どっちも観たい！
今回、友の会が友情を示してくれて前方通路側。
朝美さんが、クンバンチェロと黒猫のタンゴで、すぐそばを通られてうれしかったです。
ヒョウ柄の娘役さんたちを率いる咲城さん。
ダンスが本当にお好きなんでしょう。笑顔でダンスされていてついつい目で追っています。
大劇場では銀橋を練り歩くネコ祭りの行列。
望海さん「Gato Bonito!!」の時は、笑顔が印象的な潤花さんがいたなあと思い出しました。
縣さんとピンク猫 麻花すわんさんのダンスが息ピッタリで楽しかったです。
可愛い麻花さんはダンサーなんですよね。片足を上げるバランスも揺れることなく安定していました。
ダンサーと言えば、夢白さんのダンスに惹きつけられました。
夢白さんは美しさに目を奪われますが、ダンサーでもあるのですね。
終演後のご挨拶は
朝美さん「豊田は豊かな田や・・・ネコバスに乗って飛びたい」
愛知県長久手市（豊田市に近い）のジブリパークにちなんで言われたのですね。
「皆さま宝塚大劇場にも是非いらしてください」なぜか客席からクスクス。
「えっ笑ってますか？」
おそらく、客席の皆様は大劇場にいつも行かれているからでしょうか。
オスカルそのもの
全国ツアーも、あともう少しで千秋楽ですね。
全国ツアーは体力的にハードなので、ゆっくり休んでいただきたいです。
その後の本公演は「ベルサイユのばら」。
ポスターでは、朝美さんはブロンドの髪をなびかせたオスカル。
アンドレがオスカルを歌う歌詞そのものでした。
オスカルは、似合う方とそうでもない方に分かれます。
朝美さんは「オスカル似合うランキング」があったら1～3位に入ること確実です。
朝美さんは美男子も美少女も似合いますね。
「ベルばら」集合日以降に、次期トップスター発表でしょうか。
朝美さんと夢白さん、まさに美の競演ですね。
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