昨日(4月26日)、第110期生の班編成と組周りの予定がでました。

 

 

組周りは100期までありましたが、101期から組周りがなくなり、初舞台公演後に直接組配属されました。

組周りの復活は何を目指すものなのでしょうか?

 

 

 

組周りの復活はなぜ

 

やはり一番考えやすいのは、昨年の宙組問題が挙げられます。

宙組公演が止まり、6月からレビューだけの本公演を行う予定ですが、まだ通常の公演が行える体制になっていないということでしょう。

 

宙組公演は、元々、初舞台公演月組「Eternal Voice Grande TAKARAZUKA110!」のすぐ後なので、110期生は公演に出れないスケジュールではあります。

 

ただ、この時期に「宙組配属です」と言われたら、ご本人も親御さんも相当心配されると思います。

ここ1年様子をみることができる組周りを復活ということなのでしょう。

 

宙組109期生は、他組の同期に比べて全く舞台に立てていなかったので気の毒でした。

6~8月「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」が発表され、やっと目標が見いだせたのではないでしょうか。

 

以前、産経新聞「音声で聴く 美園さくら」で、美園さんが組周りと組配属について語られていました。

 

 美園さんと彩葉さん


美園さんは99期生で、初舞台が壮一帆さん・愛加あゆさん主演2013年雪組「ベルサイユのばらーフェルゼン編ー」。

美園さんの組周りは、引き続き雪組「ベルばら」東京宝塚劇場、そして凰稀かなめさん・実咲凛音さん主演2013年宙組「風と共に去りぬ」でした。

 

美園さんは、昨日発表されたA班のスケジュールと同じですね。

首席の美園さんと彩葉ゆめさんは、一番大変なスケジュールになっている。

同期の他の方が失敗しても、首席の美園さんが代わりに怒られると言われていました。とても辛いですね。この辺りは改革されているのかどうか・・・

 

美園さんは初舞台を踏んだ雪組の雰囲気がとても良くて、「絶対、雪組に入りたい!雪組と確信していた」そうです。

同期生の中には憧れていた〇組、または憧れの方がいる△組に入りたいと様々だったとか。

 

 

 

辞令式で組配属

 

組配属を伝える辞令式というのがあるそうです。

部屋に集められて、「美園さくら 月組」と呼ばれる。

その時はかなりショックだったそうですが、自分でどうすることもできないことにを悩んでも仕方がない、時間がもったいないとポジティブに思われた。

 

月組ファンが聞かれたら気分を悪くされるかもしれませんが、それぐらい雪組が良かったということでしょう。

美園さんは、ずっと月組のある方の大ファンだったので、月組に入って身近で見ることができたと語られていました。

 

皆さん静かに辞令を受け止める。

 

辞令式の前には、組配属を決める会議というのもあるのでしょうね。

プロ野球のドラフト会議みたいなものなのでしょうか?

人気の高い生徒はどうするのでしょうか?・・・宝塚歌劇団では組配属の仕方は非公開になっています。

 

球団は母体がそれぞれ別企業ですが、宝塚の場合は5組あると言っても同じ劇団内です。

劇団全体の利益が優先されているような気がします。

 

2024年「ベルサイユのばら50周年」の節目に、雪組「ベルサイユのばら」を、御曹司の彩風咲奈さんで上演するというのは偶然ではないと思います。

ベルばら50周年を見据えて、彩風さんを雪組配属としたと見ることができます。

華世京さんは「ベルばら」新公主演(未発表)、そして将来、「ベルばら60周年」トップスターとなっていそうです。

 

美園さんは、叔母様から「人事を尽くして天命を待つ」と常々言われてきたそうです。

運命=選べないことを悔やんでも仕方がない。その前に準備をしておけばよいということなのですね。

 

宙組生は、公演がいつ再開されるかわからない間も、懸命にレッスンに励まれてきたことと思います。苦境にあるとき、人は成長するのではないでしょうか。今まで批判にさらされてきたからこそ、掴むこと改めることがある。

将来、初舞台生が「宙組に配属されたい」と思うような組になって欲しいと思います。

 

 ランキングに参加しています。

バナーを押していただけたらうれしいです。ハートのバルーン

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村