歌劇4月号に「阪急すみれパンジー賞」が掲載されていました。

阪急電鉄グループの宝塚歌劇後援会が、1年間の本公演で特に素晴らしかった生徒やスタッフに贈る賞です。

 

【男役賞】 月組 月城かなと

【娘役賞】 雪組 夢白あや

【助演賞】 星組 ひろ香祐

【新人賞】 宙組 山吹ひばり、雪組 華世京

【創作賞】 音楽指揮 御﨑惠

 

 

この中でずっと舞台に立てていない宙組の山吹ひばりさんが受賞されて良かったです。

励みになっているといいなあと思いました。

 

「阪急すみれパンジー賞」は、後援会が選ぶということで、ファン目線に近いのではないでしょうか。あまり人事には影響しないような印象があります。

 

「阪急すみれパンジー賞」とは別に、劇団の抜擢の方向性がすごくよく出ている「宝塚歌劇団年度賞」があります。

 

 

 

2022年度年度賞

 

2023年「宝塚GRAPH」10月号で、2022年度宝塚歌劇団年度賞が掲載されました。

 

優秀賞 月城かなと、舞空瞳

努力賞 一樹千尋、凪七瑠海、桜木みなと、暁千星、風間柚乃、聖乃あすか

アーティスト 小桜ほのか、優希しおん

新人賞 彩海せら、天飛華音、音彩唯

特別賞 該当者なし

奨励賞 該当者なし

団体賞 星組『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』第4場「出撃(ジョージアンダンス)」ディミトリほかジョージア軍、宙組『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』第9場「無名街」(ダンスシーン)スモーキーほかRUDE BOYS

 

今回は新人賞について特に考えてみたいと思います。

 

 

新人賞は劇団推しの証


2022年度~2012年度までの新人賞受賞者です。

過去は現トップスターが新人賞を受けた2012年度までの期間にしました。

2020年度はコロナ禍で新人公演が十分に行えなかったことで、特に新人賞は選ばれなかったのかと思います。

 

年度 新人賞
2022年度 彩海せら(102期)
天飛華音(102期)
音彩唯(105期)
2021年度 礼華はる(101期)
縣千(101期)
2020年度  
2019年度 潤花(102期)
瑠風輝(98期)
2018年度 風間柚乃(100期)
聖乃あすか(100期)
舞空瞳(102期)
2017年度 暁千星(98期)
有沙瞳(98期)
華優希(100期)
2016年度 水美舞斗(95期)
永久輝せあ(97期)
星風まどか(100期)
2015年度 月城かなと(95期)
桜木みなと(95期)
海乃美月(97期)
2014年度 柚香光(95期)
綺咲愛里(96期)
2013年度 珠城りょう(94期)
礼真琴(95期)
咲妃みゆ(96期)
2012年度 芹香斗亜(93期)
愛月ひかる(93期)

 

新人賞を受ける方は、将来トップスター、トップ娘役になった方が多いことがわかります。

 

娘役さんでは8/9人(89%)の方がトップ娘役になりました。

有沙瞳さんは、唯一トップ娘役にはならなかった。十分な美貌と実力を兼ね備えていらしたし、劇団から期待されてもいたことがわかります。

やはり、男役さんとのタイミングが大事だったのでしょうか。

 

男役さんの場合、これからトップスターになる方がいらっしゃると思います。

2005年度~2014年度までの10年間で新人賞を受賞した男役さんは12人、そのうちトップスターになられたのは9人で75%でした。

男役さんもかなりの高確率でトップスターへの道を歩まれることがわかります。

 

ただ、この新人賞を受賞しなかったが、トップスター、トップ娘役になった方がいました。

 
 
 

新人賞とは別の道で

 

新人賞は受けなかったがその後の努力が認められた。

その後に努力賞を受賞された方もいます。

 

トップスター

彩風咲奈

鳳月杏

紅ゆずる

 

トップ娘役

星空美咲

夢白あや

春乃さくら

美園さくら

真彩希帆

花乃まりあ

妃海風

仙名彩世

 

御曹司の彩風さんが新人賞を受けられていなかったとは驚きです。

また、新人賞を受けないでトップ娘役になられた娘役さんがたくさんいらっしゃるので驚きました。

やはり娘役は臨機応変に男役に合わせてトップ娘役になるという道があるのですね。

 

2022年度に、彩海さん、天飛さん、音彩さんが新人賞を受賞されました。

特に娘役さんは抜擢が早いので、音彩さんトップ娘役の姿を近い将来観ることができそうですね。

 

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