本日(4月9日)、雪組「ベルサイユのばら」出演者が発表されました。

 

 

専科から、汝鳥伶さん、夏美ようさん、万里柚美さん、悠真倫さんが出演されます。

公演日程を見ると、宝塚大劇場での新人公演の日程が8月1日(木)と決まっていました。

これで新人公演が宝塚・東京と以前のように2回できますね。

 

また、一禾あおさんの全日程休演が発表されました。

 

宙組より後の本公演である「ベルばら」出演者発表で、ちょっと不安になってきたことがあります。

 

 

 

宙組に一抹の不安

 

「ベルばら」より前の公演である宙組に関する発表がありませんが、「ベルばら」は貸切公演の日程も出ています。

 

よく考えると、宙組公演が再開されるとしても、貸切公演をしてくれる企業はあるのかという問題はあります。イメージが刷新されていないので、まだ難しいかと思います。

 

東京は観劇される方も多いので貸切公演がなくても完売しそうですが、宝塚大劇場の場合はどうなのでしょう。貸切公演は元々土日なので宝塚友の会での抽選分になっても大丈夫でしょうか。

 

学校などの団体鑑賞は難しいとなると、平日は2階席は埋まらないかもしれないですね。

 

もし、5月~8月に予定されている宙組公演が中止となると、次の本公演は2025年1月からの日程になります。さすがにそんな長い期間舞台に立たないということはないと思うのですが。

 

秋の別箱から再開するということもあるのでしょうか?

 

関西エンタメの復活


2024年宝塚バウホールと梅田芸術劇場から始めるということもできます。

ただ、最近はエンタメ業界も働き方改革で、稽古期間、舞台スタッフの大道具などの準備、撤収などに時間をとらなくてはいけなくて、公演日数が限定されています。

 

花組 聖乃あすかさん主演「Liefie(リーフィー)-愛しい人-」が梅芸シアタードラマシティの公演期間が3日間(5公演)となった。

おそらく従来より稽古期間を長くとると公演期間が後ろにずれてしまった。

公演が終わって舞台スタッフが次の別カンパニーの舞台準備をする期間(約10日間ほど)をとらなくてはいけないため、公演数を多くすることができなかったのだと思います。

 

3月にオープンしたSkyシアターMBSで「カムフロムアウェイ」を観劇しました。

大阪駅でてすぐのJPタワー大阪(KITTE大阪)」内にあり、とても便利なところです。

ビルの中にある劇場なのでしようがないところはありますが、改札前やロビーが狭くて人が密集していました。

7月からKITTE大阪が開業するので、レストランやショップにも立ち寄ったりして人が分散できるのかもしれません。

 

新しい劇場が大阪にできたことで、関西のエンタメはもっといろいろな作品が来るようになりそうですね。

京都は伝統芸能 京舞、能、歌舞伎、大阪は人形浄瑠璃が始まったところです。

 

大阪の公園で漫才の練習をしている若いカップルを見かけたこともあります。

「大阪やな~」と思いました。そこかしこではしてないと思いますけど。

 

「カムフロムアウェイ」は、ミュージカル界のスターが結集した舞台で、

OGでは安蘭けいさん、柚希礼音さん、咲妃みゆさんが出演されています。

 

カムフロム 人の可能性を信じる

 

一番印象に残ったのは、咲妃みゆさんです。

滑舌が良く、そして響く声、ステキなニュースキャスターであり、CAさんでした。

安蘭けいさんは、ロマンスもあって魅力的でした。

柚希礼音さんは、学校の先生、こんな先生がいたら学校に行きたくなる。

 

あの飛行機がアメリカの貿易センタービルに激突した2021年9月11日からの数日間が描かれています。

舞台セットは変わらず椅子を役者が動かすだけ、衣装は普段着、一人が何役か舞台上で上着を着たり帽子を被ったりするだけでこなします。

 

宝塚歌劇との違いを感じました。なんと、衣装や舞台装置に助けられていることか・・・

また、「カムフロム」では、主役がいません。みんなが主役で脇役です。

宝塚のスターシステムと対極にあるのが「カムフロム」でした。

 

役者は自分の演技、セリフと歌唱だけが武器です。

これぐらい実力がモロに出る舞台はないと思います。

 

初めて、濱田めぐみさんを観たのですがさすがです。そりゃ数々のミュージカルで主役をはりますわ。まず、声がいい!歌が上手い!

歌が上手いのは当たり前ですが、声質は生まれ持ったところが大きいです。やはりミュージカルに選ばれた人。

濱田さんは女性初の旅客機の機長を演じています。リーダーシップ力があり、事故機の同僚を想う優しい女性。

 

アメリカの領空が封鎖されたため、田舎町の空港に降り立った乗客。

乗客の思い、町の人たちの親切、数日間の親交、みんながバーベキューセットを貸してくれる。

最後にはこの町が好きになり去りがたいと感じる。

 

人が窮地に陥ったとき、助けてくれる人、愛に目覚める人、いろいろな人が描かれていました。

 

以前、難病の子供の夢を叶える「メイク・ア・ウィッシュ」事務局の方が言ったことを思い出しました。

「子供が難病になって、グッと結束する家族、バラバラになってしまう家族、いろいろな家族がいるんです」

 

人の思い、優しさ、人の可能性を信じることができた、その思いに胸が熱くなるのだと思いました。

 

 ランキングに参加しています。

バナーを押していただけたらうれしいです。ハートのバルーン

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村