宙組公演の発表はいつなのか?素朴な疑問です。

有愛きいさんご遺族と劇団の合意が成立したのは3月28日(木)でした。

一週間が過ぎましたが、ネットニュースに会見の振り返りニュースがまだあるぐらいなので、もう少し後になるのかなと思います。

今、発表したら、合意は公演ありきだったと言われかねない。

 

さすがに、宙組も月組の後の宝塚大劇場公演から再開されると思います。

収益の問題があるからです。

 

 

 

31億円の減収

 

宝塚大劇場、東京宝塚劇場は、自前の劇場で賃料はかからないと言っても、使わなければ収益が上がりません。

 

 

2023年度下半期は、公演の相次ぐ中止によって31億円の減収になった。

これ以上、公演を止めておくわけにはいかないはずです。

 

過重労働を避けるために稽古期間を確保して、さらに公演数を減らさなければならない。

 

宙組問題で、劇団にすべての責任があるとして上級生を守ったのは、生徒のためもあると思いますが、公演を再開すること、ひいては劇団と阪急電鉄の社員のためだと思います。

ファンのためもちょっとは入ってますよね。

 

パワハラをしたとされる上級生の中にトップスターがいたことも大きかった。

 

トップスターは特別


宝塚歌劇のスターシステムの中で、トップスターは絶対的な存在です。

いつも主役をして多くのファンを抱える。ファンはその生徒が若手の頃から応援しているので熱い。

 

トップスターは野球で言えば4番でピッチャーのような存在。すぐには育たない。

かつて、プロ野球で名捕手・名監督だった野村克也氏は4番を育てるのは難しい。トレードで取った方がいいと言われました。

 

宝塚で言えば組替えです。ただ、今年は花組、月組、雪組でトップスターが退団する世代交代の年。

おいそれと、他組から宙組へ即戦力のトップスター候補を組替えさせるのは難しい。

そうなると、芹香斗亜しかいないということになったのだと思います。

また、合意には芹香さんの謝罪が必須だったというのもあるのでしょう。

 

時々、私はパワハラをしたとされる上級生が全員スターではなかったら?と考えます。

劇団はその方たちを退団させていたかもしれない・・・劇団にとって、収益を生む存在かどうかが大きいのではないか?

 

芹香さんが退団されないことで非難があがっていると思いますが、芹香さんは劇団にとって必要な存在なのです。

 

この間のSNSなどのご意見を読んで、過重労働よりも人に関心がある、特定の名前と顔がわかる人に矛先が向かうのだと思いました。

パワハラをしたとする10人は平等に非難されているわけではありません。

ご遺族は言うまでもなく、加害者と呼ばれ今一番傷ついている人にこそ、心を寄せるべきだと思います。

 

個人的には、芹香さんは今後、どのようになっていくのかを見ていたいという気持ちがあります。

 

どうやって立ち上がるのかを

 

大劇場公演初日、芹香さんはどんな挨拶をされるのだろう?

人としてどうすれば良いと考えるのではなく、心からの言葉を聞きたいです。

 

2023年宙組「エクスカリバー」千秋楽挨拶で、芹香さんはその公演で退団される琉稀みうささん(103期)を紹介されました。

退団者に具体的に触れて話されるのは、元花組トップスター 明日海りおさんがそうだったので、芹香さんも明日海さんのような心細やかなトップさんを目指されているのだなあと思いました。

ただそのとき、松風輝さんがちょっと驚いたような顔をされたので、「んんっ?」普段と違うの?という思いがよぎったのを思い出しました。

 

芹香さんのトップスターとしての自覚が、退団していく下級生にも温かい言葉になったと思いたいですが、もし普段は下級生のことに無関心だったとしたら、今から下級生に目を向けて欲しいです。

 

「宙組は学級崩壊状態」と週刊文春に書かれていましたが、ここからどうやって立て直すのか、芹香さん自身もどうやって立ち上がるのかに興味があります。

 

劇団がトップスターを守っても、ファンが観たくないと見放したら公演継続は難しくなります。

トップスターの任期は何で決まるのか?集客力は任期を決める要素の1つでしょう。

芹香さんは、大きな責任を背負ってトップスターを継続されるのだと思っています。

 

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