星組「RRR」新人公演の振替日が3月20日(水・祝)18:30になりました。

休演中の大希颯さんの復帰の目途がたったのですね。新公の実施が祝日とは、たくさんの方に観てもらえそうですね。


https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20240305_008.html 



昨日(3月8日)から東京に来て、星組「RRR VIOLETOPIA」を観劇しました。人身事故の影響で、新幹線に遅れが出て駅やホームは大混雑でしたがなんとか。



 

 

 

ビームとラーマでパブロフの犬

 

宝塚大劇場で「RRR」を観て久しぶりだったのですが、ビーム(礼真琴)とラーマ(暁千星)が出会う魚釣りの少年(碧音斗和)を助けるシーンで涙が溢れてしまいました。


これは樹里咲穂さんが『「ファントム」のエリックとキャリエールが銀橋で抱き合うシーンは、メロディーが流れただけで涙が「パブロフの犬」状態やん。』と言われたみたいな感じなのだと思いました。先のストーリーで感動することを察知して涙が出てしまう。

雪組「星逢一夜」でも、メロディーを聞くと感情が溢れてしまいました。


映画「RRR」インドの民族音楽を思わせる「ドゥンドドゥンド ドゥンドゥンドゥン」というリズムがいいです。

そこに礼真琴さんのいい声ですから、盛り上がりますね。

 

 

RRRの面白さはどこにある


「RRR」の面白さはどこにあるのだろうと考えてみました。

虐げられたインドの民と傲慢で容赦無い支配者であるイギリス人。スコット総督(輝咲玲央)と夫人キャサリン(小桜ほのか)という悪役がしっかりいる。


また、イギリス人の中にも平等な心を持つジェニー(舞空瞳)がいる。ジェニーは時代の先を行く人で明日への希望です。

ジェニー「倒れた時(ナトゥで)にあなた(ビーム)を見て空の青さを初めて知ったわ」は、ビームの存在を象徴しています。

ジェニーが銀橋で「青い空」を歌うのは、ジェニーの心に深く刻まれたからでしょう。


ビーム(礼真琴)は森で生まれたと言い、優しくて戦闘能力に長けている。素朴で人として大事な情をもったビームは、古くからのインドの純真な心を表す。


一方、ラーマ(暁千星)は都会的で知的でカッコイイ。新しいインド人。

ラーマには秘密があり、途中で気持ちの揺らぎや変化があり、ラーマはどうするのだろうと思わせる。


あとは、誰にでも共感できる親子、兄弟、恋人の心情が描かれているところだと思います。


映画と宝塚歌劇の大きな違いは、宝塚ではアクションと血を流すシーンをかなり少なくしているところです。

ハラハラドキドキは減ったわけですが、布や扇を使ったダンスで美しく見やすくなったと思います。

潤色・演出 谷貴矢氏の宝塚的手腕が光りました。


1点気になったのは、ラーマ少年が父(朝水りょう)の遺志を継ぐストーリーは、映画が鮮烈だったので残して欲しかったです。

映画では身体に爆弾を巻いた父が、自分を撃てとラーマ少年に命じます。ラーマ少年は泣きながら父を撃って、イギリス軍に損害を与える。父を犠牲にしたという強い思いが、ラーマの行動の元になっているからです。


「RRR」と同じくらい、「HiGH&LOW THE 戦国」は心に残りました。

「ザ戦」で、水美舞斗さんの相手役を務められた藤原樹さんのインスタライブが昨日ありました。

 

水美さん相手役さんインスタライブ

 

水美舞斗さんと瀬央ゆりあさんが出演された「HiGH&LOW THE 戦国」。

未だにザ戦の沼にいます。


藤原さん「ザ戦では殺陣が激しくて、家に帰ってから食事がとれないほどで、4キロも痩せてしまった。お芝居の中で、最後に階段登っていくとき(上のステージで水美さん湧水に抱かれて死ぬ)もう登れないかもと思いました」

「ザ戦」の後、水美さんも痩せられた感じがしたのですが、大変だったんだあと今さら思います。


乃伎国メンバー、水美さん(1番手)、藤原さん(2番手)、桜井佑樹さん(3番手)で、ごはんに行かれたそうです。

藤原さん「やっぱり芝居の話になるよね」 

仲良くお食事いいですね。はたから見るとイケメン3人すごい美しい図でしょう。


藤原さん「毎回違うところで涙がでるんです。水美さんも毎回違うお芝居をされていました」相手によって心が動くということですね。


藤原さんが飼っているネコ(マンチカン)の可愛いマースも出演。

美青年とネコに癒やされます。

藤原さんとマースはインスタで観れます。


「RRR」「ザ戦」どちらも沼が深くて、まだ這い上がれそうもありません。

 

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