望海さんは、NHKFM「サウンド・イマジン」でいろいろなゲストの方を迎えて毎週楽しいトークをされています。

3月3日(日)は、OSK日本歌劇団の翼和希さんでした。「らじるらじる」で放送から一週間、聞き逃しから聴けます。

 

 

 

翼さんは、NHK連続ドラマ「ブギウギ」に梅丸少女歌劇団のトップスター橘アオイとして出演され、一躍有名になった方です。

 

 

 

もしかしたら99期

 

翼和希さんは、OSK日本歌劇団の89期生。そうです、望海さんと同じ89期。

翼さんの同期の中でも、宝塚歌劇の89期生ってどんな人やはるんやろ?って気になっていたそうです。

 

実際は89期といっても、翼さんの研修所への入学年だと、宝塚99期生ということになります。

翼さんは、宝塚を4回受験して落ちたそうです。「目の前が真っ暗になった」

4回ということは、宝塚に入っていたら96期、97期、98期、99期の可能性があったということですね。

こんなカッコ良くて歌が歌えて華がある男役を入学させないなんて・・・・どういう合格基準なんでしょう。

 

翼さんは大阪府枚方市出身でトークが大阪弁でした。

年上の望海さんに対して礼儀正しい言葉が使える謙虚な姿勢の方。

 

望海さんとお話できるとあって、ノートを持参されました。

望海さんが話されることをメモされるため、ノートめくるカシャカシャ音も、勉強熱心な方だなあと好印象です。

 

翼さん「自分は男役として小さい方なんですが、望海さんは舞台を拝見すると大きく見えるんですが、実際にお会いするとそうでもないんですですけど、何か工夫をされていたんでしょうか?」

 

望海さん「私も小さいことに悩んでいて、大きい人は小回り効かないけど、私はショーで大きい人ができないような動きをしよう。」

望海さんが、小さいけど存在感がある先輩にお聞きしたら

「そんなこと気にしなくていいんや。1階席ありがとう。2階席ありがとうっていう気持ちでしたらいいんや」

 

う~ん、関西弁のこの迫力ある方は、どなたなんだろうと思いました。

気迫というやつですね。

 

翼さん「高音になるとケロっちゃうんですが、望海さんはどうされているんでしょうか?」

望海さん「宝塚の時は、男役の低音を出したくて、低音ばかり練習してたんだけど、ボイストレーナーの方からは高音も大切にしたらいいよと言われてたの。宝塚を辞めて、高音を出すようにしたら低音も出るようになったの。まだ勉強中だけど」

おおっ、専門的ですね。喉って軟骨がいくつも組み合わさった構造になっていて、高音も低音も出すと可動しやすくなるということでしょうか。軟骨の動きで声帯の張り具合が変わり振動も変わり、高音や低音になります。

 

 

ブギウギはオーディション


望海さんも「ブギウギ」を観られていたそうです。

橘アオイ(翼和希)が、鈴子を叱るシーンは、望海さんは叱られている下級生の気持ちになったそうです。

今でも叱られた感情を思い出されんですね。

 

翼さんは当初は、「ブギウギ」ヒロイン鈴子のオーディションを受けようとされていたとか。

でも、鈴子のモデルとなった笠置シヅ子さんが小柄な女性だったことから、これは無理やと思って、先輩か後輩の男役の役があるやろと思って男役の恰好でオーディションを受けられた。

その時のリーゼントはガッチガチで、風が吹いたら束で動くような感じと言われていました。

 

 

初対面の望海さんに対して、すごく自然に面白いトークができる翼さんすごいです。

 

翼さんの関西弁がやや濃いからか、望海さんにも関西弁のイントネーションが移っていました。

雪組 彩凪翔さんも関西弁が強い方で、望海さん真似していらしたなあと思い出しました。懐かしい。

 

迫力のエル・クンバンチェロ

 

翼さん主演「へぼ侍」を、望海さんは観に行かれたそうです。

翼さんが若者から老年まで演じられたことに、こんな演技までできるのかと驚かれたそうです。

 

翼さん「エル・クンバンチェロ」も流れました。とても迫力があって素晴らしかったです。

「エル・クンバンチェロ」と言えば、和希そらさんがディーナー・ショー「Vie.」で歌われましたね。

 

OSK日本歌劇団はトップスター楊琳さんと娘役トップスター舞美りらさんが、退団を発表されています。

翼さんは、次期トップスター候補の最有力ということでしょう。

 

オーディションでも「関西人の血が騒ぐ」と笑いを取りに行く翼さん、一度コメディも観てみたいです。

 

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