2月27日16時からAさんご遺族代理人弁護士川人博氏の会見が行われました。

2月24日に、劇団代理人と話し合いが持たれ、ご遺族側が示された「15のパワハラ」について劇団からの回答がありました。

 

 

パワハラと認めないところも

 

劇団は「15のパワハラ」について、一部認めていない部分があったそうです。


https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240227/2000082328.html 



「遺族側が主張している15のパワハラ行為のうち、劇団は7つの項目についてほぼ認めていると理解している。ほかの6項目については、一部認めていない部分があり、残る2つは、否定している。認識に開きがある部分には重要な社会的注目があるところもあり遺族も納得できない」と述べました。


A さんの妹さんの訴えが公開されました。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240227-OYT1T50151/ 


妹さんは、大切なお姉さんを亡くされた上、劇団からの今回の回答に失望を感じられていると思いました。



 

妹さんの訴え

 

妹さんの言葉の中で、劇団の回答を伺い知ることができるのが次のところです。


宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。


 劇団は、生徒を守ることを大義名分のようにして、パワハラを行った者を擁護していますが、それならば、目撃したパワハラを証言してくれた方々も、姉も同じ生徒ではないのですか。そもそも【生徒】という言葉で曖昧にしていますが、パワハラを行った者は、れっきとした社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。


 企業として、公平な立場で事実に向き合うべきです。


劇団にとって、生徒は平等ではないのだなと感じていました。平等であったら、「ヘアアイロン事件」が起こったときに、Aさんを組替えさせていたはずです。


今回はパワハラをしたとされる生徒がスターだったから、謝罪をさせないのでしょうか?


「生徒」という言葉は、生徒自身の立場を低くしていると思います。尊重され責任ある「劇団員」でいいと思います。

 

 

宝塚GRAPHの記事

 

「宝塚GRAPH」11月号、天彩峰里さんのバックの中身に紹介するページに、「ヘアアイロンと絆創膏を持っていこうかな」というものがあったことについて、ご遺族のお気持ちを傷つけるものだったと言われました。


https://www.fnn.jp/articles/-/663313 


この記事について「上級生があえてヘアアイロンや絆創膏のことを持ち出し、最後に(笑)などと茶化して述べた(書いた)のは、上級生が被災者(※死亡した女性)にやけどを負わせたことを反省せず、また、被災者を悼む気持ちを持っていないと言わざるを得ない」としている。


この記事の原稿は、A さんが亡くなる前に入稿されていたのかもしれませんが、ご遺族が「ヘアアイロン事件」が、無かったかのように扱われたと思われても仕方ありません。


また会見動画から、上級生の説明を劇団が受け入れハラスメントとして認めなかった行為に、ヘアアイロンによるやけどがあったことがわかりました。


ご遺族代理人の会見を受けて劇団から

https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20240227_4.html 


このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。


かねてよりご報告しておりますとおり、今回の件に関しましては、当方代理人を通じてご遺族代理人とのお話し合いを重ねてまいりました。本日、ご遺族代理人から、当該お話し合いに関する直近の状況等について報道機関向けに経過報告が行われました。弊団といたしましては、当該経過報告について現時点でコメントすることは差し控えますが、ご遺族との合意書の締結に向けて引き続き協議してまいります。


「ご遺族との合意書の締結に向けて」という言葉に希望を持ちたいです。


劇団はご遺族のお気持ちを考えて、「15のパワハラ」を認めると共に、角氏だけでなく芹香斗亜さん、松風輝さんらの謝罪へと進んで欲しいです。

 

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