昨日(1月13日)は、花組永久輝せあさん星空美咲さんプレお披露目公演と聖乃あすかさん東上公演が発表されました。

 

この後に続く発表というと、宙組「宝塚110年の恋の歌 Final Fantasy XVI」の先行画像ですね。

宝塚大劇場初日が5月17日なので、本来なら1月末頃には先行画像が出ていたはずです。

また、お稽古時間を考えると、集合日のタイムリミットは3月末でしょう。

 

宙組について、このまま活動することはできない、解体するべきだという ご意見があります。

確かに一旦付いてしまったよくないイメージのまま公演ができるのか?ということもわかります。

 

では、宙組のイメージを一新する、または解体することは現実的にできるのでしょうか?

 

 

 

 

イメージ刷新を引き受けるトップ


たとえば、時期を見てトップスターを含む上級生が責任をとって退団または、組替えしたとします。

 

組長は専科から、トップスターは宙組内からの昇格、または他組から落下傘する。

 

組内からでも他組からでも、新生宙組のトップスターになるのは、かなりの勇気と決意がいるでしょう。

聞き取り調査で問題点は浮彫りになっていると思いますが、それを考慮して果たして組子の心を1つにすることができるかどうか。

こんな大変な仕事を引き受ける方がいるのかと思います。

贔屓にそんな大変な思いをさせるなんて、ファンは心配です。

 

また、トップスターが代われば問題は解決するのでしょうか?

 

宙組は今までずっと、他組の御曹司が組替えしてトップスターとなられていました。

このシステムは、まるで他の4組の植民地です。

 

劇団全体としては人事調整ができて都合が良いけれど、実際、トップスターとなる方はみんなの気持ちが自分に向いていないと感じたり、組子も自分たちはトップコンビを支えるだけで希望が持てません。

宙組の中にフラストレーションがたまるのも仕方ありません。

つまり、今までも新しいトップスターになっても、宙組は変わってきていなかった。

では、どうすればいいのでしょうか?

 

1つにはかなり思い切った組替えで、宙組メンバーを入れ替えるということも考えられますが、他組にも影響が及びますし、他組のファンは抵抗があるでしょう。

 

もう1つは宙組生が希望を持てるようにすることです。

公演や演出家によっては、特定の役でオーディションが行われることがあると聞きます。

生徒さんから「先生がオーディションをしてくださった・・・」と聞く時、嬉しかったんですねと思います。

オーディションは、生徒のやる気と実力を測ることができ、また希望になります。

 

オーディションによって役だけでなく、他組へ特別出演(留学)の機会が与えられる・・・そこで他組プロデューサーの目に留まるかもしれない。

単に生徒を駒として見るのではなく、生徒の活力になることを考えていただきたいです。

 

ところで、宙組を解体というと、現在の5組体制から、4組体制にすることは可能なのでしょうか?

 

 

本当に5組は必要か

 

宙組は1998年、東京宝塚劇場での通年公演を実現するために発足したと言われています。

そもそも、5組ないと同じ演目を宝塚大劇場、東京宝塚劇場で行っていくということはできないのでしょうか?

 

実際には1つの演目の公演期間を長くすればできますが、それでは観客が飽きて客席が埋まらなくなるということだったのでしょう。

 

今は100周年の頃よりチケット難です。公演期間が長くなれば、チケット難は解消されていくように思います。

問題は、次々に演目が変わっていくことに慣れた宝塚ファンが、のんびりした時代に戻ることを受け入れることができるかです。

 

いろいろなエンタメがある現在、ファンがよそ見をして流れていくことはありそうです。

 

実際「HiGH&LOW THE 戦国」では、水美舞斗さんの相手役 藤原樹さん(THE RAMPAGE)が、宝塚ファンの注目を浴びています。

水美さんが、斬られた藤原さんを抱きかかえ、見つめ合って看取るシーンは不思議な魅力があります。

 

宝塚歌劇では観れない水美さんと瀬央ゆりあさん、そして毎日自由なカーテンコールも話題になっています。

千秋楽ライブ配信も決まりましたね。

 

 

 

ファンによそ見をさせずに、生徒やスタッフにも配慮して休みをとってもらうためには、5組あった方がいいと思います。

いっそのこと、5組から組子を集めて6組目を作って組み入れる・・・ただ、新しいことをするには勇気がいります。

 

謝罪と和解が成立したとして、公演を再開しても良いのでしょうか?

 

 

対外的な公表も大切

 

劇団が調査でわかったことや問題点から、どのように改革に取り組んでいくのかを対外的に公表することは大切だと思います。

 

11月に劇団が調査報告書を会見で発表したその日、ご遺族側代理人の川人博弁護士は会見を開いて、ご遺族側の意向を公表されました。

マスコミの流れが決まってから、流れを変えることは難しい。

マスコミを味方につけるには、情報や意見を出すタイミングが重要だと示されたと思います。

 

劇団はなるべく情報を公表しないスタンスになっていると思いますが、今後の希望につながる取り組みについては積極的に打ち出して、今の宙組のイメージを塗り替えていく必要があると思います。

 

宝塚歌劇団の歴史に今回の問題を明確に書き残して、改革によって新たな宙組の一歩を踏み出してもらいたいです。

 

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