2月1日、Aさんご遺族代理人から報道各社に、劇団との話し合い(1月24日)の経過が報告されました。
Aさんのお母様と妹さんが参加して、約20分間心情や意見を述べられたそうです。その内容については明かされていません。
劇団から「遺族の意見に相当程度配慮した内容」が述べられたとありました。
週刊文春電子版
「阪急阪神ホールディングス・角和夫会長が謝罪する方向」・・・組織としては謝罪する。
また、「集団叱責の輪に加わっていた生徒、それを見て見ぬふりをした生徒のほぼ全員が『謝罪したい』と言っている。」が、芹香斗亜さんと松風輝さんはパワハラを認めていないとありました。
芹香さんと松風さんが言ったとされる言葉は本当にパワハラなのでしょうか?
芹香さん松風さんの言葉はパワハラなのか
松風さんが下級生に言ったとされる「マインドが足りない」
お芝居にとって重要なことを言われたととれます。
芹香さんがAさんに宙組内話し合いの後で
「なんであんたが泣いてるの?」
この前後にどんな会話があったのか?泣いているAさんが気になって、芹香さんは励まそうとしたとはとれないでしょうか?言葉足らずな感じはしますが。
「集団叱責」があったとしたら、ことさら芹香さんと松風さんだけが悪いのではないと思います。
宙組で上級生が下級生を責めることが常態化していたことが問題です。
芹香さんと松風さんは、今までご自身の言葉でその時の状況を語られたことはありません。
劇団は、宙組生から聞き取り調査をしたはずです。
芹香さん、松風さんと他の宙組生からの聞き取り内容を突き合わせているところなのでしょうか。
組織としてと、個人としての立場は違いそうです。
組織としての謝罪
劇団としては、阪急阪神ホールディングスCEO・角和夫会長を始めとして劇団幹部が謝罪する方針だと思います。
阪急電鉄並びに宝塚歌劇団は、社会的なバッシングを受け企業イメージが損なわれたことから、イメージ回復を図る必要がある。また、ずっと休止中の宙組の活動を再開したい。
会社なら社員は会社の方針に従い、謝罪するのが通常でしょう。もし、心の中に不満があっても飲み込んで、会社や家族のために責任をとることが行われてきたと思います。
それは本当に正しいことなのでしょうか?
多くの従業員の生活を守るため、一人は犠牲になっても仕方がない。
会社の方針に従わなければ、辞職勧告となってしまうのもやむを得ない。
もし、ずっと芹香さんと松風さんが謝罪されないとしたら・・・と考えてしまいます。
任期を保証して
芹香さんと松風さんがどうして謝罪したくないのか、それには理由があると思います。
1つには「(パワハラ的な暴言は)言ってないねん」と言われているように、言った時点とその後のAさんの自死が、芹香さんは結びつかないと思われているからだと思います。
もう1つは、謝罪することで責任を一身に受けて、あと1作程度で退団させられるかもしれないという不安感でしょう。
劇団は内々に、芹香さんと松風さんの任期を保証した上で、管理職として謝罪することを要請する。そうすれば、芹香さんと松風さんも受け入れることができるのではないでしょうか。
Aさんに言った言葉は、劇団内、宙組内であれば普通の叱責であったとしても、Aさんの状態が普通ではないことを、管理職として見て取れていなかったことには責任があると思います。
宙組を維持するために芹香さん、松風さんだけが重い責任を背負い、劇団から去ることだけは避けて欲しいです。
宝塚歌劇団は夢を売る組織なのですから。
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