１月19日、花組次期トップ娘役に星空美咲さんが就任されることが発表されました。
華やかで実力のある娘役さんが揃った105期で、星空さんトップ娘役一番乗りです。
星空さんは自組昇格だったわけですが、105期娘役さんはどうなるのでしょうか？
今後の動向について考えてみます。
春乃 シンデレラの秘密
このブログでは春乃さくらさんをシンデレラと呼びました。いつの間にかトップ娘役になっていた。それには秘密があった・・・また、その余波が105期娘役に及んでいると思います。
今までにトップ娘役になられた方で、ヒロイン歴が少なかったのは、最近では真彩希帆さんと春乃さくらさんです。
真彩希帆（98期）
新公ヒロイン1回、バウヒロイン2回
春乃さくら（102期）
新公ヒロイン1回、東上ヒロイン1回
真彩さんも春乃さんも美声で歌唱力のある娘役さんです。その歌唱力を買われたのと、2番手男役の昇格に合わせてトップ娘役になられたという感じがします。
つまり、新公ヒロイン1回、別箱ヒロイン1回が最少ラインで、プラス歌唱力となると思います。
春乃さんは、2022年2～5月「Never Say Goodby」新公ヒロイン、6～7月桜木みなと主演「カルトワイン」で東上ヒロイン、2023年2月にトップ娘役の発表がありました。
トップ娘役発表の7か月前の東上初ヒロインは、急ごしらえという感じがしますが、実は春乃さんは2021年4～5月「ホテルスヴィツラハウス」で、歌の一場面に抜擢され見事な歌唱を披露しています。
実際には約2年前から着実にトップ娘役の候補だったのです。
潤花さんの雪組から宙組への組替えは2020年3月に、夢白さんの宙組から雪組への組替えは2020年9月に発表され、潤さん、夢白さん共に2020年9月に組替えが完了しています。
夢白さんの組替えはかなり急でしたね。
娘役人事は水物と言われますが、水面下では試験や育成がされているのだと思います。
春乃さんは新公配役が「Never Say Goodby」より前は、路線というより歌ウマ枠だったので、魔法使いにプリンセスに変身させてもらったシンデレラですね。
どうして魔法が働いたのでしょうか？
音彩 眠り姫は待たされる
春乃さんがシンデレラになったのは、潤花さん（102期）と夢白あやさん（103期）の組替えがあったからだと思います。
もし、この組替えがなかったら、夢白さんは真風涼帆さん、芹香斗亜さんと組まれて、春乃さんの抜擢はなかったと思います。
結果として、春乃さんの美しい歌唱を聞くことができるようになったのは良かったです。
音楽学校時代からのレールの上で路線は路線、脇は脇ではなく、今後も才能の発見がされることを願います。
夢白さんは、彩風咲奈さんと組んだ後、次期トップスターの最有力候補の朝美絢さんと何作されるのかはわかりませんが、元々ある程度長くトップ娘役を務めることを見込まれているような気がします。
夢白さんが宙組から雪組に組替えしたことで、雪組では音彩唯さん（105期）の抜擢がゆっくりになっていると思います。
眠り姫が眠って王子様を待っているような感じですね。
音彩さんは歌もダンスもできる105期首席ですから、組替えでそろそろトップ娘役になってもいいように思います。個人的には、暁千星さんと組んで、いつか「エリザベート」をして欲しいです。
星組には、105期詩ちづるさんがいますね。
山吹 かぐや姫はつらい
詩さんは、礼真琴さんと組むために、月組から星組に組替えされたのではないかと思っています。
ただ、礼さんと舞空瞳さんが7作品目ということで、もしかしたら添い遂げなのでしょうか？
あるいは、歌唱重視なら8作目以降で、礼さん詩さんコンビということもあるのかもしれない。
詩さんは計画的に組替えしたのに、どうも計画通りには運ばないことがあるようです。
105期娘役というと、宙組山吹ひばりさんがいますね。
山吹さんは夢白さんと同じく、どんな公演においても可憐で美しい姫を演じてきました。
宙組で大切に育てている途中・・・宙組公演が止まってしまいました。
おそらくは宙組内でトップスター候補（求婚者）を待つ かぐや姫、星風まどかさんがそうでした。星風さんはかぐや姫が月に帰るように・・・花に行かれました。
本来は夢白さんも組内でトップ娘役の計画だったと思います。
考えてみると、現トップ娘役のうち宙組出身者が3名もいるというのはすごいですね。
宙組生はまだじっと我慢の時ですね。
文春記者トーク（音声）によると、2月2日までにAさんご遺族代理人から、現在の話し合いの経過について報告があるということでした。
まだ、宙組の再開の情報が出るのには時間が必要なようです。
ただ、着実に一歩一歩進んでいると信じたいです。
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