1月19日、花組次期トップスター 永久輝せあさん(97期)、トップ娘役 星空美咲さん(105期)の発表がありました。


次期トップスターは永久輝さんが最有力でしたが、トップ娘役は、星空さんと並んで美羽愛さん(104期)の名前も挙がっていました。


104期は今のところ、男役にトップスター候補がいないため、月組 きよら羽龍さん、または美羽さんのどちらかがトップ娘役になるのではと言われていました。いわゆる「期推し」です。

花組で美羽さんがトップ娘役にならなかったことが、月組に影響するでしょうか?

 

月組次期トップスターは鳳月杏さんだと思われます。

トップ娘役は、彩みちるさん、天紫珠李さんの名前が挙がっていて、ここで「期推し」が働くかどうか、そもそもトップ娘役が選ばれる基準は何かを考えてみます。

 

 

 

きよらさんも候補


各期に少なくとも1人以上のトップスターまたはトップ娘役が生まれています。かなり以前には、お一人も就任がなかった期もありましたが、かなり稀なケースです。

そこで「期推し」というイメージが生まれたわけですが、それが本当に力を持っているかどうかはわかりません。

 

きよらさんは、104期首席で阪急電鉄初詣ポスターにも抜擢されました。美しい声で、「期推し」があってもなくても、いつかはトップ娘役になられると思われていました。

ただ、最近は役付きが抑えられていると感じることもありましたね。

 

きよらさんは、鳳月さんの相手役となることはあるのでしょうか?

 

月組トップコンビ 月城かなとさんと海乃美月さんは、月城さんが2番手時代、2018年「THE LAST PARTY」2021年「ダル・レークの恋」と共演されています。

お二人の相性の良さは、月城さんの2番手時代に確認済みですね。ちょっと組み過ぎという気もしますが。

 

鳳月さんについてみると、月組での主演、2020年「出島宇宙戦争」ヒロインは海乃さん、2023年「ELPIDIO」ヒロインは彩さんです。

きよらさんは「ELPIDIO」に出演されていますが、相手役ではありませんでした。エルピディオを追いかける赤毛のアンのような少女の役でした。可愛いけど恋愛対象ではない感じです。

 

また、きよらさんと天彩峰理さんの交換トレードが考えられていたことから、宙組の若手男役と組んでの活躍が期待されていたのかと思います。

 

大人っぽい鳳月さんに、きよらさんが合うかどうか?どこかで並びを見てみたいような。

 

月城かなとさんスペシャルコンサート「G.O.A.T.」に、鳳月さんの相手役候補 彩さん、天紫さん、きよらさんの3人全員が出演されていますね。密かに並びを見ているのでしょうか?


劇団がトップ娘役を選ぶ基準は何でしょうか?

 

 

歌唱重視の方針

 

最近、最も成功したトップコンビは、だいきほ(望海風斗・真彩希帆)でしょう。歌上手のお二人は、公演チケットだけでなく音楽コンテンツも売れました。

望海さんと真彩さんは、退団後もミュージカル界で主演やヒロインを演じて大活躍ですね。

「だいきほの夢ふたたび」と劇団が考えていても不思議ではありません。

 

月組次期トップスターと目される鳳月さんは、とても深みのある、心に響く声質が魅力的です。

望海さんを思い出します。

デュエットでは、鳳月さんの声の良さを活かす娘役の歌唱が求められると思います。

 

だいきほも、お披露目公演「ひかりふる路」では、お二人の歌唱がちょっとバトル気味でしたが、その後調和したハーモニーになっていきました。

どこまでも素晴らしい歌唱を求めるお二人の姿勢がそうさせたのだと思います。

 

2023年、劇団が天彩さんを月組に異動と考えたのは、天彩さんの歌唱を見込んでのことだったのかもしれません。

この方針は変わっていないとしたら……

 

その延長線上に、彩海せらさん主演「Golden Dead Shiele」のヒロインに白河りりさん(103期)が選ばれたのかもしれません。

白河さんは、パワフルで素晴らしい歌姫です。もっと歌の場面があるといいなあと思います。

新公ヒロイン1回とバウヒロイン1回で、トップ娘役へ駆け上がる?

 

今までヒロイン歴が一番少ないのは、宙組 春乃さくらさんの新公ヒロイン1回と東上ヒロイン1回です。


白河さん、月組のシンデレラになるか!

一方で白河さんには、娘役2番手としての期待も考えられますが。

 

トップスターに合う娘役

 

トップスターは、2番手に比べ舞台での歌唱、ダンス、そして出番が格段と多いです。

月城さんが退団記者会見で「ゴールを決めないとできないと思った」と言われていました。

やはり、トップスターは激務なのですね。

 

デュエットダンスでは、トップスターはトップ娘役の体重を引き受ける振付もあり、男役と娘役の体格差があった方が、男役の負担が少ないのではと思います。

 

また、男役と娘役の体格差は萌えにつながります。

最近は、男役も娘役も高身長になってきていますが、トップコンビは恋人を演じるわけですから、ある程度、身長差があった方がいいように思います。

 

天紫さんは可愛いお顔なのですが、元男役ということもあり、鳳月さんとの体格差が少ないように感じています。

 

次に、彩さんのお芝居について語りたいと思います。

鳳月さん主演「ELPIDIO」でヒロインを演じた彩さんは、セリフが素晴らしく物語の世界に引き込まれました。

彩さんは、年齢的なつり合い、身長差など、鳳月さんとの並びも良いように感じました。

 

1幕ラストの侯爵夫人 彩さん「もう少しあなたとの嘘のお芝居続けてみようかしら」

上品でかつ余韻を残す言葉に、2幕への期待感が膨らみました。

1幕ラストが娘役のセリフとは!観たことがありません。

 

作・演出の謝珠栄氏が、1幕ラストを鳳月さんと彩さんのお芝居に託したと感じました。


男役のお手本のような鳳月さん、「ELPIDIO」でもキスシーンがステキです。

そして、いつまでも瑞々しい彩さん、立っているだけで娘役の佇まいを表されています。

お二人のお芝居は、長く感動の記憶となっています。

 

鳳月さんと彩さんは、次期トップコンビとしてピッタリなのではと思います。

 

歌唱は確かに売れる要素の1つですが、コンビ感は萌えにつながり相乗効果を生みます。

「ちぎみゆ(早霧せいなさん・咲妃みゆさん)」は、可愛くて面白くて大人気でしたね。


月組次期トップコンビが、相性が良く何度でも観劇したくなるトップコンビになることを期待します。

 

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