2023年、男役の組替えを振り返ると、専科に関わる組替えの年でした。 


紫門ゆりや 専科から花組

水美舞斗 花組から専科

瀬央ゆりあ 星組から専科


専科への組替えは、専科で各組に特別出演することの他に、すぐに組異動できないときの一時退避の役割がありますね。


その後の組替えが本来の目的だった。それが後に明らかになったのが、星風まどかさんの場合です。

 

 

 

一時退避としての専科


星風まどかさんは、2021年宙組「アナスタシア」の後に専科に異動。ミュージック・サロン「夢みるMadonna」をされ、花組にトップ娘役としてスライドされました。宙組でトップ娘役の席を空けて、花組の席が空くまでの一時退避だったということが後でわかりました。


紫門さんが花組副組長に就任されたのも、星風さんほど専科の時間が短くなかったですが、花組副組長だった航琉ひびきさんの退団を待つための一時退避だったのかもしれません。


新選組が大好きな紫門さんが一度も新選組を扱った作品に出ていないそうなので、いつか新選組隊長をして欲しいです。


水美さんと瀬央さんは人気も華もあるので、おそらく時期をみて組異動されるのではと思います。

その時期を決めるのは、やはりトップスター人事でしょう。



 

トップスター人事は何で決まる


2番手がトップスターになる場合と、すぐにはならずに時間待ちする場合があります。


最近、時間待ちしてトップスターになられたのは、花組2番手から宙組2番手にスライドされた芹香斗亜さんです。


組替えで新たなファンを獲得し、2番手で良い役をすることで、人気アップにつながる。

トップスターとなったときに「トップオブトップ」となることを想定してのことでしょう。


芹香さんの組替えは、ファンはとても辛かったと思います。そしてまた試練があって……

ここから、本来の「トップオブトップ」の道に辿り着き輝く芹香さんを観たいです!


トップスターにすぐに上がるか上がらないかは、2番手時代の人気なのではと思います。

 

 

 

2番手の人気とは

 

2番手の人気を測るものは、別箱主演作品の盛り上がり、チケットの売れ行き、ブロマイドなどの個人商品の販売数でしょう。


2024年にトップスター退団が発表されているのは、花組、月組、雪組です。


現2番手

花組 永久輝せあ

月組 鳳月杏

雪組 朝美絢


各組2番手が自組でこのままトップスターになるというのが、一番考えやすいのですね。


ただ、さらなる人気アップを図り興行的に収益を上げるためには、ここで組替えも考えられるかもしれません。


永久輝さんは、2017年雪組「Dramatic S」で一人で歌いながら銀橋を渡られています。

そのときの輝きに満ちた笑顔は屈託がなく、これからの永久輝さんの道を示しているようでした。


ただ2019年雪組5番手でVISAイメージキャラクターに就任し、花組に異動してから、永久輝さんの輝きが減ったような気がします。

キラキラ感は人気につながります。

永久輝さんを第一に考えたら、もう一度組替えした方が良いのではと思います。


もし雪組で朝美さんの下、永久輝さんが2番手を継続されるなら、花組2番手になった「鴛鴦歌合戦」でポスターに載らなかったことも理解できます。


かつて弾ける笑顔があった雪組なら、永久輝さんのキラキラ感を感じることができ、その先にはトップオブトップの道があるはずです。


花組はどうなる?次回、花組について書きたいと思います。

 

ランキングに参加しています。

バナーを押していただけたらうれしいです。ハートのバルーン

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村