2024年1月1日、石川県能登半島で起きた大地震で家屋の倒壊や火災が起きました。
被害に合われた方が一刻も早く救助されることを願っております。
2023年は大規模な組替えはありませんでしたが、組替えの中止という、宝塚歌劇の長い歴史の中でも記憶にないことが起こりました。
これは「娘役の組替え」だったから起こりえたと思っています。
異例の組替え中止
2023年12月5日、月組 きよら羽龍さんと宙組 天彩峰里さんの組替え中止が発表されました。
この組替えにはそれぞれ2つの予想が成り立ちました。
きよら羽龍
1. 月組新体制の構想外
2. 宙組で新たな飛躍
天彩峰里
1. 月組で退団する
2. 月組の次期トップ娘役
きよらさんの場合は、この2つの予想は両立して、これからが期待できます。
天彩さんの場合、2つの予想は両極端です。私は当初、月組で天彩さん退団と思っていましたが、よく考えるとトップコンビ退団公演で渦中の人を退団させるというのもと思います。
トップスターを中心とした宝塚歌劇ではありえない。
当初、劇団は天彩さんを1作前異動で次期トップ娘役と考えていた。
天彩さんをトップ娘役にすることで、「ヘアアイロン事件」は事実無根で押し通すつもりだったが、無理になった。
トップスター候補の男役の組替えは、計画的に行われています。
トップ娘役候補についても基本的には計画的ですが、トップスター人事に伴って再度組替えがされたと思われる場合がありました。
娘役2度の組替え
「娘役で2回も組替えする自分は何なんだろう」率直な気持ちを、真彩希帆さんが語られたことが印象的でした。
真彩さんは星組時代に、七海ひろきさん主演「燃ゆる風 竹中半兵衛」のヒロインをされました。
2023年放送WOWOW「燃ゆる風」では、七海さんと真彩さんの副音声で作品について語られています。
その中で、真彩さん「七海さんは私を受け入れてくださった」と言われました。この言葉から受け入れてもらえない場合もあったととれます。
真彩さんが花組から星組に異動されたのは、2015年柚希礼音さん・夢咲ねねさん退団公演「黒豹の如く Dear DIAMOND!!」いわゆる1作前異動です。
新トップスターの相手役にと考えた娘役を、退団公演1作前に組内に異動させることは今までにもありました。
でも、真彩さんは星組次期トップ娘役にはならなかった。
最近、週刊文春でその謎の一端が解けました。
イレギュラーから夢の再現
週刊文春に、阪急阪神ホールディングスCEO角和夫会長 夫人が、予定されていた星組次期トップスター候補の前に、ある方を推して就任させたという記事が掲載されました。
宝塚ファンはなんとなく知っている話で、イレギュラー人事と言われました。
次期トップスター候補だった紅ゆずるさんも、後にトップスターになられました。
真彩さんは、1作前異動だったことから、当初、紅さんの相手役として呼ばれていたのでしょう。
ただ、紅さんが直ちにトップスターにならない、星組で受け入れられない状態があった、また雪組で望海風斗さんがトップになることから、2度目の組替えになった。
望海さんと真彩さんは、花組時代にスカイステージ「Brilliant Dreams +Next」で「ファントム Home」をデュエットされています。
望海さんと真彩さんが雪組でトップコンビになったことは、ブリドリの夢の再現でした。
また、紅さんと真彩さんは後に「タカラヅカスペシャル2018」トップコンビシャッフルのスペシャルデュエットをされました。
紅さんと真彩さんの素晴らしいハーモニー、果たせなかったもう1つの夢の再現でした。
2024年 トップ人事に絡んで、真彩さんのように娘役が2度目の組替えをすることもあるのかもしれないと思います。
たとえば、星組 詩ちづるさんは、礼真琴さんの2番目の相手役候補として、月組から星組に異動されたと思います。
詩さんが、このまま星組にいるのか、2度目の組替えをするのかは、礼さんと舞空瞳さんコンビ体制によるのでしょう。
また、2024年トップスター退団が発表された花組、月組、雪組のトップ人事が全て組内昇格なのか?
トップスター人事によっては、娘役の組替えもあるのかもしれません。
バナーを押していただけたらうれしいです。