今年を振り返ると、2023年は宝塚歌劇ブレ110周年の期待感で始まりました。
タカラヅカスペシャルの4年ぶりの開催、2024年110周年5組の演目が同時に発表、トップスターが挨拶されるなど、祝祭感で満たされましたね。
9月30日、宙組Aさんが死を選ばれたこと、とてつもないことが起こったと思いました。
一方、最近の音楽学校や劇団での壮絶な暴力・暴言・イジメに関する報道を見聞きすると、いつか起こりうる最悪の事態だったと感じます。
昨日のブログ「夢白さんが挑む大作とは?」について、夢白さんがやるべきことについて、コメントでご指摘をいただきました。
なるほどと思ったことを書いてみたいと思います。
夢白さんのやるべきこと
雪組トップスター 彩風咲奈さんの退団記者会見で紹介された夢白さんのことば。
彩風さんは、夢白あやさんに
「あやちゃんには、自分のタカラヅカ人生をまっとうしてから退団してほしい」
夢白さん
「自分はまだ、やるべきことがあると思います」
この「やるべきこと」を、私は夢白さんがトップ娘役として大作ミュージカルのヒロインをすることだと思いました。
今までに、お二人以上のトップスターと組んだトップ娘役は、「エリザベート」などの大作ヒロインをされているからです。
コメントで、夢白さんには
「宝塚の、トップ娘役という立場にあるからこそ、できること」
「朝美絢さんは、ご遺族に対する誠意を劇団に求めていらしたこと」があるのではというご指摘をいただきました。
夢白さんは、配属が宙組103期。
Aさんと同期で苦楽を共にしてきたはずです。
夢白さんの「やるべきこと」という想いを想像すると、1つはAさんの分まで心の中で一緒に舞台に立つこと、そしてもう1つは二度と下級生にAさんのような辛い思いをさせないことだと思います。
トップ娘役だからできること
夢白さんは彩風さんの退団時に残留されました。それができたのは、夢白さんを優れたトップ娘役として劇団が認めているからだと思います。
生徒から聞き取り調査は行われていますが、トップ娘役 夢白さんの意見には、特に劇団も耳を傾けるのではと思います。
夢白さんは宙組時代、組内成績1番だったので、特に同期生についてのお叱りが集まっていたはずです。自然と同期生についてよく知ることになり、Aさんとも仲が良かったと聞きます。
宙組と雪組で過ごして
宙組は最近、悪く言われることが多くなっていますが、コーラスの素晴らしさには定評がありました。宙組生が一体となって力を合わせることができる何よりの証です。
週刊誌で指摘されてきた上級生からの叱責があったとしたら、何がそうさせたのか?
また、雪組ではそういった叱責はないのでしょうか?
夢白さんが、宙組と雪組2つの組を経験したからこそわかることがあるでしょう。
また、朝美さんを始めとして雪組生は話し合いで「ご遺族の心に寄り添うことが第一」と言われたように、雪組内には宝塚歌劇団の改革に一致団結できる環境があると思います。
夢白さんがトップ娘役として、音楽学校や劇団内の改革の力となることは、Aさんに起こった不幸な出来事を二度と繰り返さないことにつながると思います。
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