昨日(12月25日)、花組「アルカンシエル」退団者、本日全ての配役が出ました。
週刊文春電子版、小池修一郎氏の続編?『宝塚「闇の金」』
「アルカンシエル」演出は小池氏のままなのか、他の方がされるのか・・・お稽古にしわ寄せがこないといいのですが。
現役生徒「セクハラの先生に偉そうに演出されたくない」 気持ちわかります。
宝塚のお金問題
この記事の中でお金問題は2つありました。
(1)生徒の私設ファンクラブの花代
(2)「小池会」の花代
(1)松風輝さんのファンクラブの花代に関する文章が載っていました。リアルです。
お花代 SS席1枚につき、10,000円以上・S席1枚につき3,000円以上をお願い申し上げます。
このように、はっきりとSS席と書かれているのは初めて見ました。
ファンとしては1万円払えばSS席で観られると夢を持ってしまいます。ただ、これって確約ではないのですよね。たくさんの方が申し込めば、花代を積んでも観られない場合はあるでしょう。
ただ、はっきりしている分、親切な気もします。
松風さんのファンクラブ代表はお母様がされていて、強制ではないこと、公演中止の場合は花代も返金しているそうです。
このお金をプールして、退団時のブーケやフェアウェルパーティーの費用にあてる。確かにお金は必要です。
(2)「小池会」でチケットを手配してもらった方
「前から8列目、ドセンターの席を手配してくださいました。彼のタニマチを通じてチケットのやり取りをし、花代3000円を払った」 う~ん、いいですね。
この花代でS席8列目センターなら、お願いしたくなりますね。
ただ、入会は「一部のセレブ」に限られているそうです。人脈がないと入れないのでしょう。
会員は小池氏の作品や人柄を愛する方なのでしょうけど、寄らば大樹の陰。
劇団が生徒や小池氏の私設ファンクラブにチケットを取り次がせさせることは、メリットとデメリットがあるような気がします。
ファンクラブのメリット・デメリット
私設ファンクラブがチケットを取り次ぐ代わりに花代を受け取る。一種の手数料であり、応援したいファンの気持ちです。
これもひとえに劇団が生徒に十分なケアをしていないからだと思います。タレントのマネージャーにあたる方がいないため、生徒の親御さんがスタッフの方に指示を出して、生徒の活動を支援しなくてはいけない。
かつては宝塚大劇場は、空席が目立つときもありました。
空席を埋めるため、劇団は生徒にチケットノルマを課す必要があったのでしょう。
生徒が可愛いファンは、応援する気持ちをチケット枚数で表します。
良い面は、生徒の人気を測ることができ、ファンが支持するスターを生み出すことができることです。
悪い面は、時にはファンクラブ内ではチケットが余り、一般のファンにはチケット難という偏りが出てしまうことです。
特に最近は、一般の方が宝塚歌劇のチケットを手に入れることが難しくなっていて、ファン層が外に広がりにくくなっています。
小池氏の叫び
――週刊文春です。
「ええなんですか! ひええええ! うえええ……!」
――生徒の〇〇さんから金銭を受領しませんでしたか。
「ん?」
――〇〇さんから久保孝満さんを通じてお金を受け取っていませんか。
「……ひええええええ!」
小池氏の叫び声が面白くて、中身が入ってきません。
久保氏というのは、東京宝塚劇場の元支配人だった方です。
とある生徒から2番手になりたいと、現金と菓子折りを小池氏に仲介したという。お代官さまみたいですね。
力のある人にお金が集まっていくのは宝塚歌劇だけではないと思いますし、ファンクラブは必要とされたから今存在しているはずです。
宝塚大劇場も一般発売初日に完売する時代、ファンクラブとの付き合い方を変えるのか、今のままでいくのか・・・
劇団は生徒ファースト・ファンファーストで考えていただきたいです。
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