週刊文春電子版、宝塚歌劇の内部のことを教えてくれています。

Aさんと同期OGのお母様と宙組OGの証言、そして花組全国ツアー永久輝せあ主演「激情 GRAND MIRAGE!」と柚香光スペシャルコンサート「BE SHINING」の開幕が危うかったこと。

 

 

 

 

花組も開幕が危ぶまれていた

 

花組全国ツアー「激情 GRAND MIRAGE!」初日が30分遅れた理由が想像できました。

Aさんの自死、劇団の対応にメンタルを崩す生徒が相次ぎ、お稽古に遅れが出た。

本来は芝居とショー1日ずつ公演前の2日間で舞台稽古を行うところ、初日前々日の舞台稽古が取りやめになり、初日前日1日で芝居とショーの両方を行った。

おそらく、確認が不十分なところを初日の幕が開くまで確認されていたのでしょう。

 

主演の永久輝さんの初日挨拶は笑顔だったのですが、何か心の底から明るいという感じはしませんでした。大変な心労の中、公演が開幕していたのですね。

 

柚香さん「BE SHINING」公演をするべきか組内で話し合いがもたれたとき、公演中止派の美風舞良組長がパニックになって泣き崩れられた。

美風さんは元宙組副組長、よく宙組内のこと、Aさんのことを知っていらっしゃるでしょう。

辛い気持ちはわかりますが、花組組長として少し冷静になれるといいのかなあと思ったりします。

予定通り開幕した「BE SHINING」客席降りが何回もあって大盛り上がりですね。

 

宙組の星組化

 

宙組を知るOGからの証言がありました。

「ご遺族が『宙組に配属された事がこの結果を招いた』と訴えたことが、申し訳なくて、今回お話しすることにしました。一番歴史の浅い宙組(1998年発足)は規律が最も少なく上下関係も比較的ゆるやかでした。近年、星組生たちの異動が相次いだことで宙組は大きく変わったと思います」

 

星組から宙組に組替えしてトップスターになられたのは、凰稀かなめさん、真風涼帆さん、芹香斗亜さんです。最近では、天彩峰里さんも星組から組替えされたお一人です。

 

星組は体育会系というのは聞いたことがあります。

OGの方は、星組での厳しい指導が宙組に持ち込まれて、宙組組長が上級生を止めることができなかったと言われています。

星組では「それが当たり前なので、励まし合って打たれ強くなるし、暴君がいても組長が注意する」

宙組は寿つかささんが2008年から長年組長を務められてきました。寿さんは温厚なイメージですが、トップスターよりかなり学年が上の方なのでどうして?と思ってしまいます。

 

組長でもトップスターには逆らえないのでしょうか?

トップスターは、多くのファンを抱えていて、特にトップ会が組券のチケット配分を決めていると聞きます。

このシステムを変えない限り、組長と云えどもトップさんに逆らえない、組長として力をふるえないのではと思います。

また、宙組はトップスターが今までにずっと他組から来ていたことも関係するのかもしれません。生え抜きトップなら若手のピヨピヨの時から知っていて組長は睨みが効きますが、組替えトップさんだと遠慮がありそうです。

 

また、元星組で振付助手の鶴美舞夕さんから、下級生の実力不足について、芹香斗亜さんは「指導が足りていない」ときつく叱られたそうです。

芹香さんは下級生を自分が指導しなくてはと思ってしまったのではないか。

厳しい指導とパワハラの違いは何かを考えさせられます。

 

夢みる奴隷


Aさんと同期で数年前に退団した方のお母様「あの子らは夢みる奴隷なんです・・・」

タカラジェンヌは「夢みるフェアリー」だったはずです。

お母様によると、娘さんは上級生に連日呼び出されて怒られるうちに、何も考えられなくなった。これは「自分の人生ではない」と思って辞める決心をされたそうです。

叱責によって人格破壊に陥る手前で辞めることができてよかったです。

 

他の生徒がいる前で、上級生「舞台に立つあなたを見に来るお客さんなんているの?」

上級生の言葉は、下級生のプライドを考えていません。

厳しい指導と言えるのは、相手を思う気持ちがあってこそでしょう。

 

上級生は何がしたかったのか?叱ることに慣れてしまっていた?下級生を辞めさせたかった?

自分が叱責した下級生が辞めるときどんな気持ちになったのでしょうか。

 

さらっと書かれていたのですが「雪組は12月1日から、宙組は12月15日から延期していた公演を実施する方針」

雪組は知っていますが、宙組は12月14日まで公演中止で、12月8日に15日から再開されるかどうかが発表されることになっています。大方の見方は、宙組の年内の公演再開は難しそうというものでした。

もし、再開されるのなら、退団者と宙組ファンにとっては気持ちが少し上向きになります。

 

ご遺族と完全に和解できていないことを考えると釈然としない思いもありますが、公演を続けながら根気よく交渉をしていくということなのでしょう。

ファンはやっぱり宝塚歌劇を観れるなら観たいと思います。

 

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