昨日（9月30日）悲しいニュースがありました。
宝塚歌劇団の生徒（25歳）がビルの最上階から飛び降り亡くなったということです。
宝塚大劇場では宙組「パガド Sky Fantasy!」の初日の幕が9月29日に上がったばかりでした。
そして、昨日2日目の公演では、亜音有音さん（発表済）と、有愛きいさんが休演であることが、劇場内で告知されていたそうです。
記事からの流れ
まだ、宝塚歌劇団の公式発表はありませんが、２月の週刊文春の記事が関わっていることは想像できます。どこまで真偽が確かかはわかりませんが・・・
天彩峰里さんが、Aさん（公演名と新人公演の役から有愛きいさんとわかる）の前髪をアイロンで巻いてあげるとき、有愛さんの額をやけどさせたという記事でした。
その場で天彩さんが有愛さんに謝れば済むことのようにもとれますが、その辺りの詳細は分かりません。
この記事が出たとき、天彩さんに対する非難より同情が多かったと思います。
天彩さんは、同期の星風まどかさんのお披露目から宙組に組替え、その次のトップ娘役は潤花さんと辛い状況だったことは分かります。実力と愛らしさがあるのに・・・
一方、有愛さんは名前が出なかったこともあって、あまり有愛さんに思いを馳せる人はいなかったように思います。有愛さんはそれほど役付きが良くなかったので共感が少なかった。
そっとしておいてあげようということだったのかもしれません。
メンタルケアが必要
ただ、劇団内部では被害者である有愛さんこそ、心のケアが必要だったと思います。
劇団内にメンタルカウンセリングができる方はいらっしゃるのでしょうか？
あるいは外部のメンタルクリニックと委託契約もできると思います。
ただ、記事にあったように「告発をすると役が下げられる」という、我慢するしかないという雰囲気が変わらないといけないと思います。
また、強いストレスがかかった時に、休演ができる・・・そのはずですが、責任感の強い方は休演できない。
有愛さんと同期の103期に休演や退団が多いのはどうしてなのでしょうか？
有愛さんに寄り添ってくれる方がそばにいたらと思いますが、その方にも負担になるのでしょう。
妹の雪組 一禾あおさんの精神状態が心配です。ご自身を責めないようにして欲しいです。
一禾さんは、本日バウホール「宝塚舞踊会」に出演予定ですが、無理をしないで欲しいと思います。
9月15日に、天彩さんの宙組から月組への組替えが発表されて、この件の幕引きが行われたという印象を持ちました。
ところが、組み替えは終わりではなく始まりだったということでしょう。
組替え発表によって組内の雰囲気はどうなったのか・・・
天彩さんの組み替えを栄転と解釈する考えもあったと思いますが、有愛さんはどう思われたのでしょうか。
宙組のストレス
「宙組は学級崩壊」ということも書かれていました。
宙組の中のストレスが他の組と違うのか・・・生え抜きのトップスターを産まない宿命が閉塞感を産んでいる。
かつてトップ娘役 実咲凜音さんの私物が無くなることがあったと聞いています。
実咲さんがたった一人で退団されたことも驚きでした。
本日（10月1日）の11時公演と15時30分公演の中止が発表されました。
「複数の出演者の体調不良が判明し」、宙組生、スタッフの皆さんは公演をできる精神状態ではないと思います。私ごとですが本日観劇予定でしたが、公演中止になって安堵したのは初めてです。
有愛さんのお気持ちは遺書があれば、ご遺族にはわかると思います。
本当にお辛いでしょう。ご冥福をお祈りするしかできません。
劇団には、集団ストレス、イジメを産まない対処や方策を打ち出して欲しいです。
その第一歩は、プライバシーに配慮した上での情報開示だと思います。
悲劇を二度と産まない宝塚歌劇団であって欲しいと思います。
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