『海乃さんは残るのではと思う理由　スゴツヨ娘役』

月組「フリューゲル　万華鏡百景色」宝塚大劇場公演も、千秋楽まであと一週間となりましたね。

きよら羽龍さんの月組から宙組への組替えが、9月15日に発表されたのは、大劇場千秋楽で組替え挨拶をするためでしょう。

まだ、月城かなとさんスペシャルコンサート「G.O.A.T.」に、きよらさんは出演されますが、大劇場での挨拶は特別な気がします。

きよらさんと同時に、天彩峰里さんの宙組から月組への組替えが発表されて、そういうことだったのかと思うことがありました。

梨花ますみさんが、専科から月組組長に就任されたとき、ちょっと違和感がありました。雪組組長を長く務められていたのに、もう一度登板は大変なのでは？と思いました。

月城さんを支えるには、月城さんの雪組から月組への組替えから時間が経ち過ぎています。

もう一つ思い浮かんだのは、荒れる人事があるのではということです。

ただ、その火種になりそうなことは今の月組にはないように思いました。

梨花さんが雪組組長時代、宙組から雪組に組替えした娘役さんがいらして休演もありましたが、無事に大階段を降りて卒業されました。

梨花さんの懐の深い母のような愛があったのではないかと思います。

梨花さんが組長なら、天彩さんが月組に馴染むこともできそうですね。

トップ娘役海乃美月さんなら、天彩さんより３期も上級生ですし、天彩さんとの関係も収まりがよさそうです。

彩みちるさんがお芝居、天彩さんが歌唱、天紫珠李さんがダンスと層の厚い娘役トリプル2番手になりますね。

月城さんの任期と、海乃さんは月城さんと添い遂げるのか？という疑問があります。

もし、月城さんが５作で退団されるのなら、海乃さんも同時退団されるというのが、ファンとしては見たいシナリオだと思います。

しかし海乃さんは、「グレート・ギャツビー」デイジー（海乃美月）のように、ギャツビー（月城かなと）に人生を賭けて愛され、ギャツビー亡き後も生きていくような気がします。

以前のブログに書きましたが、「フリューゲル　万華鏡百景色」NOW ON STAGE での月城さんの海乃さんに対する冷たさは、添い遂げするようには見えませんでした。

かつて、花組トップ娘役　蘭乃はなさんが「エリザベート」の退団挨拶で「尊敬する上級生を目指してきました」と言われました。おそらく花總まりさんだと思います。

海乃さんの尊敬する娘役、あるいは思い描く退団公演があってもいいと思います。

たとえば愛希れいかさんのように、大作一本物タイトルロール単独退団。

えっ、海乃シシーはあるの？

残念ながら、現在「エリザベート」の版権はないもようです。

和海しょうさんのスカイステージ退団記念番組「Memories of 和海しょう」で、「エリザベート」は静止画でした。

来年なら版権あるかもしれませんね。

トート（鳳月杏）、フランツ（水美舞斗、または瀬央ゆりあ）、シシー（海乃美月）、ルキーニ（風間柚乃）、ルドルフ（礼華はる、彩海せら役替り）、マダムヴォルフ（天彩峰里）…観たいような。

ただ、月組は「エリザベート」続き過ぎかも。

個人的には、月城さん、海乃さん、鳳月杏さんで、「虞美人」を観たかったです。

ハンサムな項羽（月城かなと）、項羽を思う虞美人（海乃美月）、妻には弱いが民衆に人気がある劉邦（鳳月杏）、ピッタリはまっているように思うのですが。

花組「虞美人」桜乃彩音さんのように、海乃さんが惜しまれながら退団される。

これも海乃さんタイトルロールです。

「虞美人」は、月城さんが海乃さんを見送るパターンですが、現実は4作目後にコンサートなので、５作目添い遂げか、海乃さんが１作以上残るのかなと思っています。

なんせ3作目ショー「Deep Sea」でスクリーンに「クラゲ」が出るくらい海乃さんは「スゴツヨ娘役」です。

あれは何だったのか？クラゲはキレイでしたが。

ファンが観たいシナリオと違っても、宝塚はキラキラ輝いて美しいし、続いていくのだと思いました。

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