2024年3月 宙組 風色日向さんバウ初主演作品「MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞさ-」が発表されました。
風色さんおめでとうございます!
この時、芹香斗亜さん・春乃さくらさんトップコンビが、博多座と梅田芸術劇場で「エクスカリバー」を上演されることが発表済です。
振分けが2分割か3分割かはまだわかりませんが、もう一方は風色さんバウなのですね。
あの流行歌
1927年アメリカで流行った「My Blue Heaven」、どこかで必ず聞いたことがある明るい曲です。
第二次世界大戦前から日本でも流行ったようですね。
戦後の横濱で焼け野原にバラックが建てられ、闇市がある情景。
戦争で価値観が変わり、お嬢様からペテン師になってしまった少女ヤヨイ。
ヤヨイと幼馴染みの復員兵ジョーイ(風色日向)の物語ですね。公演解説が長くて熱い!
横濱RHAPSODY
『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』
作・演出/齋藤 吉正
終戦間もない横濱。空襲により焼け野原となったその地では失くした時、失くした者達を振り返り悲嘆に暮れる暇もないほど人々はその日その日を逞しく懸命に生きていた。トタン屋根の仮住まいに、様々な店が軒を連ね、闇市が賑わいを見せる港からほど近い町に立つ娘の名はヤヨイ。彼女はその知恵と美貌で男達から金目のものを巻き上げるペテン師。何不自由ない少女時代を優しい両親から一身の寵愛を受け育った彼女は戦争にその両親と青春を奪われた。そこに現れる懐かしい人影が・・・。口笛で飄々と流行歌♬MY BLUE HEAVEN♬を奏でる彼の名は天地楽(あまちがく)。“ジョーイ”と呼ばれるその青年は南方戦線から生還した復員兵だった。子供の頃毎日のように遊んだ幼馴染との再会。殺伐とした日々に夢や希望を忘れかけていたヤヨイは吐き捨てた。「この世界、どこに天国があるのよ!」ジョーイは笑顔で答えた。「一緒に天国を探しに行かないか!」二人は“ジョーイ”が育った教会で戦争孤児と暮らす事となる。やがて本当の笑顔を取り戻していくヤヨイに新たな夢が芽生え出す。そんなヤヨイと子供達を守るために危険な裏稼業の深みにはまっていく“ジョーイ”・・・。
戦争で体に、心まで傷を負った人々が澄み渡る青空に平和の夢を馳せ、愛と夢と希望を求めて力強く歩みだしていく様を描く、心温まる物語。
風色日向の魅力
風色さんは175cmの長身で甘いマスク、白い役が似合います。
「Never Say Goodbye」新人公演主演、正義感溢れるジョルジュが似合っていました。
この時、ヒロイン、キャサリンを演じた春乃さくらさんは102期で同期です。
お二人の息の合ったデュエットもステキでした。
「カルトワイン」ではオークションの司会進行役、客席を巻き込んでのアドリブも上手かったです。
「HiGH&LOW」新人公演では、本役の芹香斗亜さんの難しい曲もこなしました。
「カジノロワイヤル」では、風色さんは亜音有星さん(103期)とロマノフの末裔兄弟でしたね。明るい役が似合っていました。
亜音さんは休演中ですが、「パガド」出演者にもお名前がないので休演継続ですね。
元気に戻って来られる日を待っています。
ヒロインはどなたに
最近の別箱作品では、鷹翔千空バウ初主演「夢現の先に」に続いて、瑠風輝初東上主演「大逆転裁判」と、山吹ひばりさんがヒロインを演じました。
「MY BLUE HEAVEN」ヒロインは、山吹さんも候補だと思いますが、他の方の可能性もあるでしょう。
宙組ヒロイン経験
天彩峰里(100期)新公1回 バウ2回 東上2回
山吹ひばり(105期)新公2回 バウ1回 東上1回
美星帆那(105期) 新公1回
花恋こまち(108期)新公予定
現宙組生で2024年に「MY BLUE HEAVEN」に出演可能で、新公・別箱ヒロイン経験がある方は4人だけなのですね。
ヤヨイがかなり強い役なので、風色さんより上級生の天彩峰里さんの可能性もあるのかもしれません。
花宮沙羅さん(102期)は「パガド」での退団を既に発表されています。
花恋さんの「パガド」新公を観てから、ヒロインは決まりそうですね。
ベテラン登場
最近のバウ作品は若手演出家の登竜門という印象でしたが、齋藤吉正氏は1999年バウデビューなので、2024年は研26です。
公演解説に「心温まる物語」とありますから、ベテランならではの感動ポイントを押さえた作品なのでしょう。
観劇後に何か心に残る、時には愛、美しさ、人生について考えることがあります。
この作品がそんな作品だといいなあと思います。
風色さんは伸びやかなミュージカル歌唱ができる逸材だと思います。
身長、顔の良さ、歌唱と揃うのはなかなか難しいです。
センターが似合う風色さんのバウ主演が楽しみです。
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