雪組 和希そら主演東上公演8~9月「双曲線上のカルテ」が発表されています。
雪組は2番手 朝美絢と3番手 和希そらが、東上公演2回で並ぶことになり、どちらかが組替えではと話題になっています。
今までの組替えの傾向を見てみたいと思いました。
1回目組替えの傾向
以前のこのブログで男役の組替え適齢期(トップスターになった方のみ)について書きました。現トップスターから5代遡って調べました。
トップスターになった方で組替え経験者は25人中16人(64%)です。
今回は度数分布を作ってみました。
グラフを見ると、1回目の組替え学年は研8~11までが多く11人(11/16,68%)でした。
2023年 研8~11は99期~102期となります。
99期~102期 新人公演と(または)別箱 主演経験者
花組 帆純まひろ、聖乃あすか、一之瀬航季、侑輝大弥
月組 英かおと、風間柚乃、礼華はる、彩海せら*
雪組 諏訪さき、縣千、咲城けい*
星組 極美慎、碧海さりお、天飛華音
宙組 鷹翔千空、風色日向
*組替え経験者 (敬称略)
トップスターのうち64%が組替えしているということは、約3人に2人ですね。
現時点での組替え経験者は、彩海せら、咲城けいの二人だけなので、これからこの中から組替えする方がいるでしょうね。
2回目の組替え
最初の話題にもどりますが、もし、朝美さんか和希さんが組替えするとなると2回目になります。
トップスターになった方で、2回以上組替えを経験している方がいます。
直近5代の中で2回以上組替えしたトップスター
トップスター | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
花組 蘭寿とむ(82期) | 研11 花組から宙組 | 研16 宙組から花組 | |
雪組 壮一帆(82期) | 研6 花組から雪組 | 研12 雪組から花組 | 研18 花組から雪組 |
星組 北翔海莉(84期) | 研9 月組から宙組 | 研15 宙組から専科 | 研18 専科から星組 |
宙組 大空祐飛(78期) | 研16 月組から花組 | 研18 花組から宙組 | |
宙組 凰稀かなめ(86期) | 研9 雪組から星組 | 研12 星組から宙組 |
(敬称略)
2023年は朝美さん 研15、和希さん 研14で、トップスターの2回目組替えの学年研12~18の間には入っています。
朝美さんの場合、月組から雪組に2017年に組替えして6年、そんなに間隔が空いてから再度、月組にというのはあるのかな?と思いましたが、蘭寿さんが宙組に5年弱、在籍してから花組に異動されていました。
お互いに関係が
2回以上の組替えをされた方のお名前を見ていて、それぞれに関係があることを思い出しました。
大空さんが宙組トップスター時代、蘭寿さん2番手、北翔さん3番手でした。
2010年11月、蘭寿さんと凰稀さんの組替えが同時に発表されました。
蘭寿さんは、2011年花組に組替え、いわゆる落下傘で花組トップスターに、凰稀さんは同年星組から宙組へ組替えしました。
凰稀さんは超絶スタイルで、長身の生徒が多い宙組に似合ってましたね。
花組では、蘭寿さんと壮さんは、蘭寿さんお披露目公演「ファントム」で、エリック(蘭寿)と父キャリエール(壮)を同期で演じました。
壮さんは、その後2012年に雪組に組替えされてトップスターに就任されました。
宙組では、大空体制の2番手が凰稀さんになって、北翔さんは3番手のまま。
2012年、大空さんの退団公演後に、北翔さんは専科へ異動となりました。
組替え2~3回目には、複数の組の複雑な人事が絡んでいるように見えます。
朝美さん、和希さんが、もし2回目の組替えをするとしたら、複数の組に絡む何らかの理由がある場合ではないかと思います。
宝塚歌劇全体の「5組の均等化」と言った必要性があるときです。あれっ、石田昌也氏が「歌劇1月号」で「5組の均等化」と書かれていましたね。これから複数の組に絡む組替えがあるのでしょうか?
ただ、個人的には、朝美さん、和希さん共に2回目の異動はないような気がしています。
朝美さんトップ体制を考えて、お二人が並んだとき、朝美さんより背が高くなく実力のある和希さんを2番手として雪組に異動したと、現時点では想像するのが自然だからです。
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