御園座「BONNEY& CLYDE」初日を観劇しました。

宝塚歌劇団ウェブページで、オーケストラの方から新型コロナ感染が見つかり、生演奏から録音に変更されたと告知がありましたが、実際は生演奏でした。舞台奥が二階建てになっていて、上下に演奏者の方々がいました。

罹患された方が良くなられることを願っています。以前なら公演中止になっていたはずですが、徐々に変わってきていますね。グッ

 

  とにかくカッコイイ

咲ちゃんのスタイルの良さが生かされて、1930年代のクラシックカーに乗る咲ちゃん、ライフルを持つ咲ちゃん、あやちゃんを抱く咲ちゃんがカッコイイです。飛び出すハート

車はタイプの違うものが、3台登場します。車の時代でもあったのですね。リムジン後ろリムジン前

 

 

  楽しく作られて

結末を思うと暗い作品かと思いましたが、さすがブロードウェーミュージカル、構成と楽曲が素晴らしく、むしろ楽しい作品です。冒頭は少女ボニー(愛陽みち)が、クララ・ボウになりたいと歌います。

みちちゃん、声の響きが良く歌が上手いです。驚きました。舞台上下手に少女ボニーと、上手に女優クララ(菜乃葉みと)とバックダンサーが現れるのが良いスパイスというか楽しいです。オーナメント

少年クライド(夢翔みわ)は、下手でビリーザキッドへの憧れを歌います。ここでも、ビリー(星加梨杏)とガンマンが上手で踊ります。銃

 

  ボニーとクライドの愛

もう離れることができない二人、咲ちゃんの歌が上手くワイルドホーンの楽曲を歌い上げるので、物語の中に没頭できます。乙女のトキメキ

ボニー(夢白あや)は元は真面目な女の子だったのが、愛するが故、クライドと一緒にいることを選んで、正しいことが変わっていってしまう。あやちゃんは、歌も多く可愛い声で上手く歌っています。グッ

咲ちゃんとあやちゃんが、身長差があって抱き合うシーンにうっとり

あやちゃんは、肌を出すランジェリー姿もあるのですが、肌の白さと美しさが際立って美しかったです。ピンク薔薇

 

  兄弟愛と夫婦愛

クライドと兄バック(和希そら)、バックが弟思いな分、グライドに引き寄せられるよう犯罪に加わっていくのがわかります。妻ブランチ(野々花ひまり)は、何とか真っ当な道に戻そうとしますが・・・
バックの妻ブランチの歌に艶があって、バックを愛していることがひしひしと伝わり素晴らしかったです。拍手 ひまりちゃんはダンサーというイメージがありましたが、こんなに歌が上手いというのは新たな発見です。飛び出すハート

 

  咲城くんと華世くん

保安官テッド(咲城けい)は、ボニーの幼馴染でボニーを愛しています。テッドが2番手と言ってもおかしくないぐらいソロ曲も、そらくんより多かったと思います。咲城くんの好青年ぶりがいいです。良く通る声で歌えているのですが、途中苦しげなところもあったように思います。公演を通してどんどん上手くなっていきそうです。グッ

ハリー(華世京)はクライドたちの仲間ですが、お芝居の中で目立ったところは最後のボニーとクライドの捜索のキーになるところだけでした。

全体を通して、役の重さは咲城>>>華世ぐらい差がありました。びっくり

 

思っていた以上に楽しい作品で、恋人、夫婦、親子、兄弟といった様々な愛の物語でした。

今まで宝塚歌劇にワイルドホーンが提供した曲と比べると、ボニーとクライドの歌は、とてもロマンチックでした。ピンク薔薇

 

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