花組で着実にヒロイン歴を重ねている美咲ちゃん(星空美咲)

2022年現在、研4(105期)で新人公演ヒロイン1回、バウ1回、東上2回の合計4回ヒロインを演じています。

 

  あどけない中に

美咲ちゃんは、素顔はベビーフェイスですが、舞台の上では大人っぽくなるタイプ。

娘役の中では背が高く(164cm)首が長く小顔で、ドレスが似合います。ピンク薔薇

聖乃あすか主演「PRINCE OF ROSES」で、新人公演ヒロイン前に、バウヒロインに選ばれました。

これは、コロナ禍で花組は新公が中止になることが多かったとはいえ、花組のプリンスあすかちゃんの初主演の相手役に選ばれたのですから、組プロデューサーの信頼が厚いことを示しているでしょう。OK

 

  「銀ちゃんの恋」では

「銀ちゃんの恋」というと、演技力に定評のあった野々すみ花さんの当たり役の「小夏」。2021年当時まだ研3の美咲ちゃんが演じるにはハードルが高いと思われました。

小夏は旬が過ぎた落ち目の女優で、身勝手な銀ちゃんの子を妊娠してしまうという宝塚のヒロインとしては異色です。

美咲ちゃんの演技力と度胸に目を瞠りました。歌声の美しさとハリ、声量もあり劇場によく響きました。拍手

マイティ(水美舞斗)によると、お稽古場で美咲ちゃんは大変だったそうですが、それを感じさせない頑張りを舞台で見せてくれました。乙女のトキメキ

 

  娘役の場合

トップ娘役は、トップスターに合う娘役が選ばれることが多く、演技、歌唱、ダンスと三拍子揃っても時期を逃してしまうことがあります。アセアセ

そのため、年上感が出過ぎない学年でのトップ娘役への就任は重要です。

そこで、各組現トップ娘役から遡って、10人ずつ就任学年を調べてみました。宙組のみ7人。

 

スライドと表示した方の就任学年は集計には入れていません。

たとえば、スライドで花組トップ娘役になった星風まどかさんの場合は、最初の宙組トップ娘役での就任学年のみ含めています。

 

トップ娘役就任学年

花組 月組 雪組 星組 宙組
純奈理沙 研6 こだま愛 研6 月影瞳 研8
スライド
月影瞳 研8 花總まり 研8
スライド
千ほさち 研3 麻乃佳世 研4 紺野まひる 研7 星奈優里 研8 紫城るい 研10
大鳥れい 研6 風花舞 研6 舞風りら 研8 渚あき 研14 陽月華 研8
ふづき美世 研9 檀れい 研8 白羽ゆり 研9
スライド
檀れい 研12
スライド
野々すみ花 研5
桜乃彩音 研5 映美くらら 研3 愛原実花 研6 白羽ゆり 研8 実咲凛音 研4
蘭乃はな 研5 彩乃かなみ 研9 舞羽美海 研5 遠野あすか 研9 星風まどか 研4
花乃まりあ 研6 蒼乃夕妃 研6 愛加あゆ 研8 夢咲ねね 研7 潤花 研6
仙名彩世 研10 愛希れいか 研4 咲妃みゆ 研5 妃海風 研7  
華優希 研6 美園さくら 研6 真彩希帆 研6 綺咲愛理 研7  
星風まどか 研8
スライド
海乃美月 研11 朝月希和 研12 舞空瞳 研4  
研6 研6 研7 研8 研6

最終行は各組の平均です。

 

各組トップ娘役就任学年の平均は、研6~8でした。

早期就任は、研3 千ほさち、映美くらら。

遅い就任は、研14 渚あき、研12朝月希和、研11海乃美月。 (敬称略)

 

全組でのトップ娘役の就任学年を度数分布にしてみました。

グラフは、横軸がトップ娘役の就任学年で、縦軸が人数です。

 

 

トップ娘役の就任が多い学年は、研4~研8(2022年度 101~105期)ぐらいでしょう。

美咲ちゃんの場合、2023年で研5ですから、まさに就任が多い時期の真っただ中です。

 

  美咲ちゃんのトップ娘役就任は?

美咲ちゃんが、花組、あるいは組替えで、トップ娘役に就任するのかはわかりません。

現在、トップ娘役の退団が発表されているのが宙組です。

 

美咲ちゃんが組替えでトップ娘役になる可能性はあるのでしょうか。

その場合は、全国ツアー「フィレンツェに燃える Fashionable Empire」の千秋楽(11月3日)後に異動しないと、一作前異動(退団公演から合流)に間に合いません。

また、月組 海乃美月さんが3作目「応天の門 Deep Sea」2月~4月で退団?されると仮定すると、やはり一作前異動のためには、全国ツアー千秋楽後の異動となります。

 

美咲ちゃんは、長身の男役と合うような気がします。

美咲ちゃんなら、どの組でも高いレベルの舞台を見せてくれるでしょう。乙女のトキメキ

 

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