講演会を頼まれた。硝子体注射がどんどん広まっているのでそれを解説して欲しいとのこと。となると対象は滲出型加齢黄斑変性・網膜静脈閉塞・糖尿病黄斑浮腫といったところになる。これらを1つで表す言葉はないものか?
 ないのだが思いついた。「滲出性黄斑疾患」。しかし存在しない言葉を題名に使って良いものか?「滲出性の黄斑疾患」。これなら、黄斑前膜や黄斑円孔などは含まず上記のような疾患を指すと分かる。しかし、ダサい。迷った末「滲出性黄斑疾患」に決め、事情は会長の方にもご説明した。

 敢えて攻めたのには昔の嫌な思い出がある。勉強会でIVRと言った。はあ?と言われたのでintravitreal bevacizumabがIVBだからintravitreal ranibizumabをIVRとしました。と説明したのだが勝手に言葉を作らないようにと言われてしまった。ところが1ヶ月と経たずどなたか偉い方が論文か何かで使ったらしく、みんな普通にIVR, IVRとしゃべるようになった。言葉を作るなといった本人も断りなくしゃべるものだから面食らってしまった。いまやIVRは黄斑界隈では空気のように使われている言葉だ。
 抗VEGF薬の承認済み適応が広がるにつれ、どこでもばんばん注射が行われるようになる。黄斑に滲出性変化があれば、病因がなんであれ取り敢えず注射…専門外来ではそんなアバウトなことはしないが、外部の方にご説明するときには同じ治療をする以上何か一つで表す言葉が必要になってくるはず。
 あとは講演会本番までにどなたか偉い方がexudative macular diseaseと使ってくれれば気楽にしゃべられるのだが…
どういう訳かOculus RiftとLeap Motionが今日同時に家に来てしまった。
申込入力が速かったらenchantMOONも届いていたかと思うと恐ろしい。

普段は3D酔い全くしない私ですが、Oculus RiftでHL2を行ったところかなり堪えました。6才になったばかりの息子は何ともなかったらしい。Shi3z氏のを試用させていただいたときも感動しましたが、しっかりしたゲームで使うと没入感に素早い動きが相まって更に感動ものです。解像度が低いので操作はしにくいです。

Leap Motionは早くも子供のおもちゃになりそう。せがまれるままに安いゲームアプリ買ってやってしまいました。Google Earthの操作性はSpaceNavigatorの方が楽かも。手を離すだけで止まるから。

明日から土曜日まで携帯電波も届かない涸沢診療所に滞在予定です。
昨秋の網膜硝子体学会はポスターの見栄えを良くしようと背景やら文字やらの色を時間かけて追い込んで作ったんだけど、今回の米国眼科学会はちょっと時間なくて、別にポスター賞とかある訳じゃないし、と白黒のまま秘書さんにメールして印刷してもらった。

そしたら今回はカラーじゃないんですか?と来たので、時間なかったんだ~次はまたカラーにするね、と返して、印刷物を受け取った。

普通すぐ確認すると思んだけど、印刷ミスあっても現地のキンコーズで印刷し直せばいいやくらいに思ってたので出国日の今朝開梱した。

なんと!白黒のオリジナルの他にカラー版があった!しかも結構時間かけて色付けしたはずの網膜硝子体学会ポスターよりセンスがいい!

教えてもいないのに重要なグラフは目立つ色で、そうでもないグラフは地味な色で印刷されている…

泣けますね…頑張って発表してきます…