こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
さて…。
今年こそ、商業出版を実現し、一気にメジャーデビューしていきましょう!
商業出版を実現する最大のポイントは…。
「出版会議を通る企画書を作る!」こと。
では、出版会議を通すには、どんな企画書にすればいいのでしょうか?
マーケティングを少し勉強したことがある人なら、「ドリルの穴」の話をご存じだと思います。
これは、マーケティング界のドラッカーと称されたアメリカの学者T・レビットが、1968年に出版した、『マーケティング発想法』の冒頭に書いた「ドリルを買いにきた人が欲しいのは、ドリルではなく『穴』である」という言葉で、マーケティングの世界ではもっとも有名な格言のひとつと言ってもいいでしょう。
正しく引用すると、「昨年、4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したからである」になります。
お客様は、ドリルを購入している。
でも、それが少量の穴であればキリで十分かもしれないし、穴あけサービスや、そもそも穴の開いた板が販売されていれば、それでも良かったんですよね。
つまり、お客様の欲求は「ドリルを買うこと」ではなく、「穴を開けること」にあったのです。
この言葉は、ともすればプロダクトアウト(売り手発想)になりがちなマーケターの思考回路を、マーケットイン(買い手発送)に転換するには非常に効果的な問いかけとされているのです。
出版会議を通る企画書にしようと思ったら、同じ問いかけを自分にしてみましょう。
読者が欲しいのは、何かの分野の知識ではなく、それを知ることで自分の人生やビジネスに起こる変化なのです。
読者の人生やビジネスに、どのような変化を起こすことができるのか?
それがしっかり盛り込まれているのが、出版会議を通りやすい企画書にする大きなポイントなのですね。