こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの にのまえ遼です。

 

 

通勤電車が、だんだんガラガラになってきました。

まぁ、もう、仕事納めしているところの方が多いですよね。

ちなみに、弊社は30日が仕事納め。年末ぎりぎりまで頑張ってます!

 

 

昨日は、知人から、幼馴染が出版を検討しているので説明してくれないか…ということで、お会いしに行ってきました。

 

出版を希望されているのは…。

某外資系上場企業の社長まで務めた方。

 

しかも、学歴は高卒。

流石、外資系企業は、超実力主義ですね。

 

 

さて…。

いつものことですが、まず、最初に、「どんな目的のために、どのような本を出したいのか?」ということをお聞きします。

 

何故なら、出版は目的ではなく、手段に過ぎないから。

 

だから、目的を伺い、それを実現するための方法を提案するというスタイルを取っています。

 

 

で、今回のご相談者の目的は…。

『会社の理念である、「チャレンジし、現状を変えていく(仮)」を、次の時代に伝えていきたい。』(注:理念を書くと、どこの会社か分かるので、仮にさせていただきました)

 

そのために、これまで自分がやってきたこと、会社がやってきたことを纏めたい…というのです。

 

「では、社内の人に読んで欲しいのですね」

「そうですね。社外の人に読んでいただく必要は無いですね」

 

 

となると…。

書籍が全国流通される必要は無いので…。

 

A.自費出版

B.オンデマンド出版

C.電子書籍

ABCのどれかがベターとなる。

 

「社員の方に、書籍を購入していただくのですか?」

「いえ、社員には無料で配りたいと思っていいます」

 

それなら、わざわざコストをかけて自費出版する必要もないし、オンデマンド印刷にしてAmazonで購入できるようにする必要もない。

 

ということは…。

電子書籍でいいし、それも、社外の人に読まれる必要は無いのですから、極論を言えば、社員だけが読めるグループに、データがあるカタチでいいはず。

 

そう思って、それを提案すると、「確かに…。紙の本にしないといけないと思い込んでいましたけど、それで目的は達成できそうですね」となりました。

 

 

後は、問題点のヒアリング。

 

時間が無くて、原稿を書くことができないとのことだったので…。

ライターさん、挿絵などを作ってくれるイラストレーター、表紙のデザインをしてくれるデザイナー、編集、校閲などをしてくれる人を後日、ご紹介するお約束をして、打合せ終了♪

 

弊社の利益にはなりませんでしたが、相談者の問題が解決されて、良かった良かった。

 

 

一口に出版と言っても、商業出版、自費出版、共同出版、オンデマンド出版、電子書籍など、色んなものがあります。

そして、出版は目的ではなく、手段に過ぎない。

 

だから、自分の目的を明確にして、きちんと手段を選ぶことが大切なのです。

 

必ずしも、商業出版が一番いい…というわけではないのです。