こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの にのまえ遼です。

 

 

少し前の話になりますが…。

2017年、株式会社インプレスR&Dさんが、「出版ブランド開設サービス」をスタートされました。

 

これは、

Amazon.co.jpでPOD(プリントオンデマンド)出版が行えるってもので、言うなれば、「一人出版社」を起業できるサービスですね。

もちろん、事業目的でなくても、自分の書籍も出版することができます。

 

同社のHPを見ると、次のように説明されています。

⇓⇓⇓

「本を出版したいという方のための、「紙の本も電子書籍も」「出版社を通さずに」「自由に作った原稿をそのまま」「価格や発売日も決められて」「無料でAmazonで出版できる」まったく新しいかたちの個人出版支援サービスです。

 

自分で本を作るなんて、ハードルが高いとあきらめていませんか? パソコンの基本操作ができて、原稿データが用意できればOKです。POD(プリント・オンデマンド/紙の本を必要部数だけ印刷する技術)やAmazon Kindleの活用により、どなたでもノーリスクで、在庫を一切持たない、1冊からの出版が可能になります。」

 

 

もしかしたら、紙の書籍を最も簡単に出版できるサービスかもしれませんね。

気になる方は、同社の社名のところ、リンクを貼っていますので、見てみてください。

 

 

さて…。

電子書籍やPOD出版が出てくることで、出版はずいぶん身近なものになりましたね。

 

異業種交流会などで、「僕も本を出しているんです!」って言うので、よく話を伺ってみると、電子書籍やPODで出版している人に時々お会いします。

 

私としては、電子書籍でも、PODでも、「目的」が達成できるのであれば、良いと思っています。というか、そもそも、商業出版も、目的を達成する、ひとつの手段であり、ツールに過ぎませんからね。

 

例えば、先日、相談を受けた方は10年くらい前に商業出版しましたが、その書籍が今は絶版になっている。

 

ところが、この方、某マルチレベルマーケティングで成功されている方で、グループの方から本を売って欲しいとの要望がよく来るとのこと。

でも、手元にほとんど本が無いので、再度出版できないか…という相談内容でした。

 

グループ人数が数万人で、かなり影響力のある人なので、事前に購入者を募って、その数を出版社に提示すれば、魅力を感じてもらえることは間違いなし。

なんたって、zoomセミナーで、1時間で数千万の売上を作り出せる人ですから、その人も本だって売れるでしょう。

 

以前に出した出版社は、解散しているので、同じ出版社からは出せないですね(;’∀’)

 

 

正直、先ほどお話ししたように、この方の目的は、出版することで、有名になるとか、新規顧客を獲得するとか、セミナーを開くと言ったものではなく、グループで本を欲しがっている人に販売してあげることなんですよね。

 

それなら、わざわざ商業出版をする必要はない。

初期投資や在庫本の置き場所などを考えると、自費出版である必要もない。

 

ということで…。

PODでの出版を提案させていただきました。

Amazonでも販売できれば、グループの人が、知人や友人にも口コミしやすいですもんね。

 

こんな感じで、「目的」を達成できるのであれば、電子書籍でも、PODでも、それを活用する方がいいんですね。