こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
さて…。
これまで、こんなお話をさせていただきました。
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【01】
出版は、「目的」ではなく「手段」。
だから、出版目的の達成に繋がる層を、読者層にするべき
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【02】
商業出版は、著者と出版社の共同作業。
だから、双方にメリットがあるカタチの企画書にするべき。
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これ、2つとも大切なポイントです。
ところが…。
自分が出版の目的を達成するために集めたい層と…。
出版社が魅力を感じる読者層にギャップが起こることって、
ままあるんですよね。
つまり、『1≠2』となることがあるのです。
例えば、こんなことがありました。
潜在意識を使って、幸せな人生を手に入れるセミナーの講師をしているFさん。
彼女のセミナーのターゲット層は、30~40代の女性です。
だから、当然、読者層は30~40代の女性にしたい。
その方が、ダイレクトにセミナーに集客できますからね。
ところが…。
その層向けの、Fさんと同じ切口の潜在意識に関する書籍は、その出版社から以前に出したことがあった。
そのため、出版社から、読者層を変えるのであれば出版の可能性があると提案されたのです。
もっと分かりやすい事例だと…。
昨年、体幹トレーニングに関する書籍の出版を希望していたUさん。
出版をする目的は、Uさんのパーソナルジムの認知度アップと集客です。
ところが…。
皆さんご存じのように、すでに若い人やスポーツをしている人向けの体幹トレーニングに関する書籍は出尽くしているし、ある意味、ブームも去っている。
でも、体幹トレーニングのやり方は独自性があって面白いので、これまで、体幹トレーニングに触れたことのない読者層に変更できないかとの提案を受けたのです。
上記の2例とも、著者が出版の目的を達成するために集めたい読者層と、出版社が売上を伸ばすために設定したい読者層が異なりますよね。
つまり、著者のメリットと、出版社のメリットが背反している。
この場合、あなたなら、どうしますか?
良い出版企画書を作るための頭の体操として、ちょっと考えてみてください。
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