こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの、にのまえ遼です。
出版社に興味や魅力を感じて頂く、出版企画にするポイント。
↓↓↓
1.資源を掛け合わせる
2.ググっと絞って特化する
3.普通のことの表現を変える
4.読者のターゲット層を変える
今回は、5番の「マイナスだと思っている資源を前面に出す」って方法についてのお話ですね。
自分がマイナスだと思っていることが、必ずしもマイナスかというと、そうじゃない場合、多いんですよね。
例えば、企業規模が小さい、資格を持っていない、本業ではない…と言ったものから、大きな実績がない、過去に大きな失敗がある。あと、世の中的に見るとプラスのことなのに、自分ではマイナスだと思っていることもありますよね。
仕事が休みの日に、小学生以下のお子さんと一緒に踊るハワイアンダンスの教室を、公民館で開催していたDさん。
参加者からは、高い評価を受けているので、もっとちゃんとしたコースを作り、料金も上げて、受講者もっと増やしたい…。そのために、本を出したいとのことでした。
でも…。
ハワイアンダンスは習ったけど、資格は持っていない…というのが大きく引っかかっていたんですね。
でも、そんなの関係ありません。
だって、資格なんて無くても、出版すれば専門家になるのですから。
実際、資格を持っていないのに、著者になっている人はたくさんいます。
どうしても資格が必要だと思うなら、自分で協会立ち上げて、資格を作ったらいいんですよねwww
ヒアリングをしていくと、Dさん、学生時代から20年近く舞台で女優業をやっていました。
女優業と言っても、小さな劇団に年に一二回程度参加する程度。
昔、本気でメジャーを目指したそうですが、夢を実現することができず、それを彼女はマイナスだと考えていました。
でも、私の答えは…。
「めちゃくちゃ良いじゃないですか!」
『舞台女優が教える、子供の表現力が豊かにする、親子ハワイアンダンススクール』って魅力を感じますよね。
自分を上手く表現できない人が増えていて、それって社会問題になっていますよね。
小さいころから、自分を表現できて、自信が育つ。
親子で、一緒にハワイアンダンスをすることで、親の愛情を肌を通して感じ、感性も豊かになる。当然、運動神経やリズム感もよくなる。
それを教えてくれるのが、自己表現をずっとしてきた舞台女優で、しかも、ハワイアンダンスの上級者。しかも、ご自身も3人の子育てをしているので、子供に教えるのも上手い。
こうなると、そのスクール行きたくなりません???
ということで、彼女がマイナスと思っていた部分を2つ掛け合わせることで、魅力的な企画になったのです。
例えば…。
「節約の達人が教える1,000万円貯金した方法」…より、「買い物依存症で借金200万円だった主婦が、2年で1,000万円貯金した節約術」の方が、企画としては面白い。
だって、後者だったら、節約が苦手な人でも、「自分でもできるかも」と思えるから。
つまり、借金200万円はマイナスではなく、その人にとってのプラスの資源なんですね。
こんな感じで、多くの人が思っているマイナスって、本当はマイナスじゃない場合が多い。
そして、世の中的にマイナスでも、それを前面に出すことで、魅力的な企画にすることができるのです。
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