こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの、にのまえ遼です。

出版社に興味や魅力を感じて頂く、出版企画にするポイント。
↓↓↓
1.資源を掛け合わせる
2.ググっと絞って特化する
3.普通のことの表現を変える
4.読者のターゲット層を変える
5.マイナスだと思っている資源を前面に出す



今回は、3番の「普通のことの表現を変える」って方法についてのお話を…。

以前に、パティシエのAさんから、商業出版をしたいとの相談を受けたことがあります。
地方で小規模店舗を経営しているケーキ屋さんです。

Aさんは、起業してから、自己啓発やマネジメント、ストレングスファインダーなどについて勉強し、「仕事をする目的は自己成長」という価値観を持つようになり、試行錯誤の上、自分やスタッフの強みを活かした組織づくりに成功した。

彼が言うには…。
パティシエで、そんな価値観で経営している人や、スタッフの強みを引出そうとする人が少ない。
だから、善い経営ができないし、離職率も高い。せっかく才能がある人も辞めていってしまう。
(※これ、あくまでAさんの意見で、私の意見ではございませんのであしからず)

そんな業界を変えたいので、分かりやすい経営と組織づくりの本を出版をしたい!
そして、できれば、パティシエを含めた零細企業の経営者に、自分の経験を話をしていきたいと言うのです。


Aさんの企画書を作って、いくつかの出版社に持って行ったのですが、どこでも言われてしまったのが、「Aさん、地方で1店舗しかやってないんですよね。しかも大型店でも、行列ができるような有名店でもない」ってこと。
これだと、読者に魅力を感じて頂けないというのです。

つまり、実績が「普通」過ぎて、ダメだというのですね。


そこで、切り口を変えることにしました。
普段の仕事は、Aさんがいなくても回る仕組みができている。
そして、お店から独立して、経営者になったパティシエが5人以上いる。

ということで…。
「起業家を複数輩出してきた経営者が教える、スタッフが自分で考えて仕事をする、儲かるお店の組織の作り方」という方向の企画にすることに。

で、急いで企画書を書き直しまして、出版社に持って行ったところ、決まりました。


パティシエは、職人の世界なので、技術が身に着けば一定数の人は独立していきます。

それを、「起業家を複数輩出してきた経営者」という表現に変えそれを軸に企画の内容を纏めなおしたわけです。はい。

まぁ、ほとんどの経営者は、社員やスタッフに「経営者感覚を持ってほしい」と思っていますからね。
経営者感覚を持っていて、自分で考えて仕事をして、儲かるお店にすることができる…となると、出版社としても「読者に興味や魅力を持ってもらえる」と判断するわけです。はい。


こんな感じで、自分や業界にとっては普通のことでも…。
少し表現や切り口を変えると、ぐっと魅力的になるものがあります。


それを、軸に企画を纏めると、魅力的な企画になるんですね。
 

 

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