こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの、にのまえ遼です。

これ、実際にあった、コンサル業として独立したHさんのお話。

「今、YouTubeが熱いんですよ」と言って、アクセス数を上げるために、Hさんは事業スタートと同時に、100本の動画をアップをスタート。
同時に、プロとしてブランド化するための電子書籍も数冊用意し、受け皿としてオンラインサロンも始めました。

つまり、集客の流れとしては…。
「YouTube⇒電子書籍⇒オンラインサロン⇒コンサル契約」ってものですね。


毎日、動画を撮影し、編集してアップ、オンラインサロンでも、毎日、情報を発信。
本当によく頑張っていました。100万円以上のコストをかけて、ネット広告も掲出。


ところが、半年後…。
動画が90本を超えた時点で、Hさんが言ったのが…。


「YouTubeの登録者が増えるように、自分が伝えたいネタ以外にも、時事ネタを混ぜてやってきました。確かに、不安をあおるカタチで時事ネタを出すとバスったんですけど、全然、仕事に繋がらないんですよね:涙


冷静に考えればその通り。

時事ネタに興味を持つ人と、彼のコンサル業務に興味を持つ人では層が異なるからです。
つまり、見込顧客層と違う人をいくら集めても、ビジネスにはつながらないってことですね。

ブランド化するために用意した電子書籍、受け皿としてオンラインサロンからも、本当に欲しい顧客は集めることができなかった。


ポイントコンサルで、一件、1~2万円の相談者の獲得はできたのですが…。
彼が本当に欲しかった、中堅規模の中小零細企業や、スポーツチームの年間契約の話は、まったく来なかったのです。


話は飛びますが…。
『読書量と年収は正比例する』と言われます。


ちょっと昔のデータになりますが…。

2009年 日経新聞の調査だと、
年収800万円以上の人は、月額書籍購入費平均が2,910円
年収400万円~800万円の人は2,557円、
400万円未満の人は1,914円という結果が出ています。

単純にビジネス書で計算するなら…。
年収800万円以上の人は、月に2~3冊。
年収400~800万円の人は、月に1.5冊
年収400万円未満の人は、月に1冊…って感じですかね。


また、別の調査によると…。
20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むのだと言います。
その差は約38倍ですが、アメリカの調査でもビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪が1日30分以上本を読むのに対して、年収300万前後の人たちの中で1日30分以上の読書をしていたのは、たったの2%しかいなかったそうです。
参考記事:ビル・ゲイツなど、大富豪の読書量は、年収300万円の人の38倍



このデータが何を物語っているのかというと…。
「本を情報源にしている人ほど、収入に余裕がある」ってことですから…。
出版をすると、そういう層を顧客にしていくことができるようになる!ってことです。


確かに…。
「情報はネットで集めている」という人と、
「毎月、2~3冊は本を読んでいる」という人だと、
後者の方が、収入だけでなく、人としての質もいい場合が多いですよね。


収入に余裕があり、質がいい人が多い層に訴求したり、
そういうターゲット層に、専門家としてブランド化される。

これが、私が、ビジネスを発展させるための媒体として、商業出版をお勧めしている大きな理由の一つです。


Hさんは、結局、某有名出版社から商業出版をしたのですが…。
その結果、彼の欲しかった中堅規模の中小企業数社と、プロスポーツチームとの年間契約を獲得し、現在は、次のステージに向けての準備をしています。


インターネットが生活の一部になることで、
誰もが自由に情報発信することができるようになりました。

情報発信媒体として、
YouTubeもInstagramなんかのSNSもいいと思うし、
誰もが気軽に出せる電子書籍もいいと思います。

そして、そういった媒体を使って、ビジネスを発展させている人がいることも事実です。


でも…。
SNSや電子書籍で、訴求したり、ブランド化できる顧客はどんな層の人たちなのか?
それは、自分のビジネスで集めたいターゲット層なのか?(そのターゲット層は、自社の商品やサービスを購入するだけの経済的余裕があるのか?)

それ、きちんと考えて、集客(訴求)とブランド化の媒体を何にするのかを決める必要があると思います。はい。
 

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