こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの、にのまえ遼です。

自費出版と商業出版を判断する5つ目と6つ目の基準。
それが、「必要部数」「印税」です。

出版は目的ではなく手段…としつこく言っていますが…。
必要な部数は、目的によって異なってきますよね。

例えば…。
小規模セミナーを行っていて、その参加者に販売していく。
営業先や取引先に配ることで、自社の理念やこだわり、強みを知って頂く。
地域密着ビジネスで、商圏エリアの書店にだけに流通すればいい…というような場合と…。

広く全国から集客したい。
全国でセミナーを開催していきたい。
1人でも多くの人に、この内容を知って欲しい…。という場合だと、必要部数は違ってくるわけです。はい。


ざっくり説明するなら…。
必要部数が少ないようなら「自費出版」。
必要部数が多いようなら「商業出版」というのが基本的な判断基準になりますね。

ただ、必要部数が少ないといっても…。
目的を達成するには、一般的なビジネス書(180~200P)のボリュームの本を、ひとつの都道府県くらいのエリアの書店に1,000冊くらい流通させる必要がある…というようでしたら、個人的には商業出版をお勧めしています。

何故なら、そこにかかる費用と、弊社のエージェント費用は、同じくらいになるからです(笑)

同じ費用をかけるのであれば…。
おそらく、どんな目的であったとしても、初版印刷部数が3,000~5,000部で、出版社の信用が付加された書籍が全国に流通する商業出版にしたほうが、目的達成がされやすいからです。


最後が、「印税」ですね。
印税は、「自費出版:無し」 「商業出版:有り」 「共同出版:有りのところが多い」となっています。

印税金額の目安は、書籍の値段と、印税の契約内容によって異なってきますが、ざっくり言うなら、1万部売れると100万円くらいですね。

漫画、小説、絵本でない場合、印税の収入で生きていくのは難しいので、それ以外の書籍の場合は、印税はあまり判断する要因として重要視しないようにアドバイスをしています。

例えば、私は、ビジネス目的の書籍をエージェントすることが多いのですが、ビジネス書だと、最近では1万部でベストセラー、3万部だと超ベストセラーって感覚ですね。(もちろん、ビジネス書でもっとたくさん売れる本はたくさんあります)

ということは、ベストセラーになっても収入は100万円ほどなので、印税にフォーカスするより、出版することで、顧客の獲得や新しい市場の開拓、顧客単価アップをして、もっと売上を伸ばす方にフォーカスしたほうがいいのです。

まぁ、印税は、商業出版エージェントや、共同出版にかかった費用の一部が返ってきたもの…というくらいに捉えたほうが、良いと考えています。


ということで…。
出版は、目的ではなく手段ですから、
出版の目的を決め、その上で、ここまでお話ししてきた
自分がここまでお話をしてきた、「訴求力」「信用力」「内容」「費用(コスト)」「必要部数」「印税」の6つの要素で、「自費出版」にするか、「商業出版」にするかを決めていくといいのです。
 

>>前回 出版で失敗しないために⑧ 自費出版と商業出版のコストの違い

 

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出版をして「しまった!」と後悔しないために、
まず、「自費出版」と「商業出版」の違いを知っておこう!
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